WATCH 解説

ピアジェ(PIAGET)の選び方 | 専門店の現役店長が徹底解説


こんにちは、アイアイイスズの山本です。

「アイアイイスズ」で取り扱っている時計ブランドは、本当に数多くあります。

カルティエ、ブルガリ、オメガなどは、時計に興味のないお客様もご存じのブランドではないでしょうか。

このような、いわゆるスーパーブランドほどの知名度はないものの、

“知る人ぞ知る”ハイブランドがあるんです!

それは、卓越した技術と最先端のトレンド力を持つ、スイス発の「ピアジェ」です。

ピアジェの時計職人とジュエリー職人
引用元:「薄型 - ピアジェの時計職人とジュエリー職人」https://www.piaget.com/jp-ja/craftsmanship/ultra-thin


ブランド名を聞いて、すぐに分かったあなた。

きっと、トレンドにも敏感でオシャレな方だとお見受けします。

芸能人にも愛用者が多く、過去のドラマでは綾野剛さんや北川景子さんといった人気俳優さんが着用されていてとってもステキでした。

また、ピアジェの新作紹介の際には、日本のアンバサダーとして国内外で活躍されているギタリストのMIYAVIさんが着用されました。



ピアジェの場合、時計としての役割はもちろん、秒針のない二針(にしん)といわれるタイプなどは腕元を飾るアイテムとしてパーティシーンにぴったりの洗練されたドレスウォッチです。

愛用されている方々を見ても、スーパーブランドに引けを取らない!ということがお分かりいただけると思います。



そんなピアジェ、一体どんなところが評価されているのでしょうか。

ヒストリーから技術、コレクションまで、その魅力に迫ってみましょう

ジュエリーブランドとしてもステキ!


ハイジュエリー
引用元:「PIAGET EXTRAORDINARY LIGHTS 魅惑の夜へといざなうハイジュエリー クリエイション」https://www.piaget.com/jp-ja/high-jewelry/piaget-extraordinary-lights


ピアジェは、ジュエラーとしてもその名が知られています。

ピアジェがジュエリーを初めて手がけたのは、今から半世紀以上前のこと。1959年にスイスのジュネーブにブティックをオープンしたのが始まりです。



「ピアジェは時計ブランドじゃないの?ちょっとブレてない?」



確かに、お客様からこんな質問をいただくこともあります。スイスの時計ブランドはいくつもありますが、ジュエリーも作っているというメゾンはそう多くはないからです。

では、なぜジュエリーだったのでしょうか。ピアジェのジュエリーメイキングは、お客様からのリクエストがきっかけでした。



ここで一つ、エピソードをご紹介しますね。

ジュエリーの取り扱いを始めた当時、一人の女性が来店されました。

「ピアジェの時計が好きで毎日つけている。今後も毎日つけたいから、この時計に合うピアジェのジュエリーはないか」

そこでピアジェは思いました。

「今までになされてこなかったことをする」

オーダーベースで、ピアジェの時計にぴったりのジュエリーを製作したのです。

歴史

引用元:「歴史」https://www.piaget.com/jp-ja/history




その後、女性はピアジェのカフウォッチとジュエリーを身に付けて社交界に出たそうです。すると、「そのジュエリー素敵ね!」「どこのジュエリーなの?」なんて声があったかどうかは分かりませんが、とにかく口コミで広まっていきました。

きっと、社交界に集うセレブリティたちのハートを鷲掴みしたに違いありません!

今でも残っているブティックの手書き台帳を見ると、ご婦人はもちろん、ご主人から奥様へのプレゼントとしても需要があったということです。


世間では既成服業界の成長とともに、ミニスカートやジーンズといったファッションが流行の兆しを見せ始めた時代。

身に付けるものを自分で選び、アイデンティティを確立していく……。

社交界にもそんな空気が流れ始めていたのかもしれませんね。

このように、時計とジュエリーの2本柱は、決して戦略としてだけじゃない。

時代のトレンド、そしてピアジェのお客様への思いそのものだと思いませんか?

スーパーブランドが信頼する匠のワザ!


卓越したクラフツマンシップ

引用元:「卓越したクラフツマンシップ 最高峰の技巧と芸術の融合」https://www.piaget.com/jp-ja/craftsmanship

そしてもう一つ、ピアジェを語る上で欠かせない魅力的な特徴が!

それは、熟練した職人による手作業で仕上げているということ。

ピアジェの手がけるムーブメントは、今も昔も世界屈指の「薄型」を極めています。それだけ技術力が高いということですね。

そもそも、ピアジェの歴史は147年前、ムーブメント供給会社としてBtoBのビジネスから始まっています。ムーブメントとは、針を規則正しく動かす、時計の神髄ともいえる駆動装置のことです。

このムーブメント、卓越した薄さと精巧さから、例えばパテック・フィリップやヴァシュロン・コンスタンタン、オメガ、ロレックス、カルティエ…といった名立たるメゾンが買い付けていました。

パテック・フィリップのアーカイブブックには、時計の裏蓋を開けるとピアジェの刻印入りムーブメントが入っていることが記録されていますし、ジュネーブにあるブランドミュージアムにも記録として保管・公表されているんですよ。

いわば、信頼度の高さはスーパーブランドのお墨付き!

POSSESSION

引用元:
画像左「POSSESSIONリング」https://www.piaget.com/jp-ja/jewelry/possession/rose-gold-turquoise-diamond-ring-g34p7d00
画像右:「POSSESSION ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/possession/rose-gold-diamond-watch-g0a44189




また、ピアジェにはターコイズをあしらったジュエリーコレクションがあるのですが、同じくターコイズを文字盤にした薄型のカフウォッチもあります。

ターコイズ、オニキス、ラピスラズリといったオーナメンタルストーンは、モース硬度(宝石の硬度を測る基準)がそこまで高くありません。そのため、文字盤としてスライスする時は、その硬度を保つために厚みを取る必要があります。

ムーブメントを乗せるとなると、どうしても厚みが出てしまうわけですね。

しかし!ピアジェのムーブメントは極薄ですから、オーナメンタルストーンの硬度を保ったまま、全体の厚みをしっかりと抑えることができるんです。

薄型で鮮やかな色合いの文字盤は、職人の技術力あってのデザインだったんです。

その信頼を生み出しているのが、スイスにある2つのアトリエ。1つは時計のアトリエ、もう1つはジュエリーを主としたアトリエです。

ラコートオフェ
引用元:「最高を生み出すアトリエ」https://www.piaget.com/jp-ja/atelier-extraordinaire

ジュエリーのアトリエは、ジュネーブのプラン・レ・ワットに位置するハイジュエリーのワークショップがメイン。このハイジュエリー、ものすごく高度な技法でつくられていて、とにかくハンドメイドへのこだわりがつまっています。

時計づくりにおいては、ゴールドのウォッチケースとブレスレットを担当。ゴールドの専門職人を抱えているほどですし、元々がハイジュエリーをつくる環境下にあるため、見た目の美しさとつけ心地のよさにも納得です。

そしてもう1つ、スイスのラ・コート・オ・フェに位置し、主にムーブメントの組み立てを行っているアトリエです。

このアトリエには、ドイツの高級時計ブランドで知られるA.ランゲ&ゾーネで技術者として経験を積んだ職人がいるのですが、

「ランゲの時計づくりを知っているからこそ余計に思う。ピアジェの、特にハイエンドモデルに関しては、1本1本の時計にものすごく時間をかけている。

・・・これがピアジェだ!」

と語ったそうです。

創業当時の作業台は今でもそこにあり、アトリエとして147年前から同じ場所に存続。しっかりとした基盤を持つこの場所で、現在も職人たちがその信頼を守り続けているそうですよ。

際立つ個性と希少性の高さ!


歴史

引用元:「歴史」https://www.piaget.com/jp-ja/history

ピアジェ以外のメゾンもヨーロッパ各地にアトリエを構えているのですが、実は、ピアジェのアトリエは他店とすご~く距離が離れています。

ラコートオフェマップ

ジュエリーを初めて手がけた時もそうですが、


「常に必要以上に良いものをつくる」というのが、創業以来ずっとブレないピアジェのスタンスです。

ただし、当時はまだインターネットや専門雑誌もありません。

他のメゾンがどういった時計に注力しているのか?

マーケットではどんなものをトレンドとして打ち出していくのか?

・・・アトリエが遠すぎて業界の情報が全く入ってきません!!

しかし、今思えばこれがよかったのかも。この環境が、逆にピアジェの独創性やユニークさ、大胆さを後押ししたとも考えられるんです。

そうなると当然、時計業界においても個性とセンスが際立ってくるわけですね。

新作を含めて、たったの2万~3万本程度と言われています。

ピアジェは年間生産本数が少ない =希少性が高い。

イメージしてみてください。電車のつり革につかまっている乗客の腕元を見ても、年間生産本数に比例しているように感じませんか?

最も有名なブランドの時計は1日に1回は見るほどよく見かける。でも、ピアジェの場合、自分と同じものと出会う確率はとても低いのではないでしょうか。

誰もが知るスーパーブランドを身に付けるのは、もちろんステイタスです。

でも、あえて希少性の高いこだわりのウォッチを選ぶのもステキだと思いますよ。

ピアジェのスターコレクション。
どのシリーズが好き?




引用元:「ウォッチのパーソナライズ」https://www.piaget.com/jp-ja/services/watch-personalization

時計としての精巧さはトップクラスな上、個性豊かでスタイリッシュなピアジェ。

スターコレクションを通して、その魅力にもっと迫ってみましょう!


Altiplano アルティプラノ】


アルティプラノ

引用元:「ALTIPLANO 究極のエレガンス」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/altiplano

60年以上続くピアジェを代表するコレクションの一つで、ピアジェが強みとする薄型技術にフォーカスしています。年齢層としては男女共に40代以降、ご自身のライフスタイルを持っている大人の方に人気があります。

「アルティプラノ」というブランド名は、ボリビア地域の高原の名前です。高原であるがゆえに天空に最も近い場所といわれており、コレクションのネーミングの背景には、常に高みを目指す人、天空までの距離が近い=幅が薄い(薄型)をイメージさせます。


イメージを一言で表すと…まさに究極のエレガンス!

エレガンスというと女性向けかと思われがちですが、男女ともに、このエレガントさがうまく取り入れられています。どんなところがエレガンスなのか見ていきましょう。


まず、60年以上の歴史の中で、なんと200以上のモデルが販売されています。その秘密は、デザインコードに隠されているんです。

発表以来、ずっと丸型今後も丸型しか出さない。もう、信念すら感じられます。

そして、バトンハンド、バトンインデックスなど、シンプリシティを追求しているところにもあります。そう、シンプリシティの真髄がアルティプラノの何よりの特徴だと言えますね。

例えば、ミニマルなラグ(時計とブレスレットを固定する部分)は強度を持つ一方でとても薄く、シンプルに仕上げています。リューズ(時計の横にあるつまみ)も同じくミニマルでシンプルです。

そんなデザインコードをもって、200以上の応用を効かせるのは相当の技術力がなければ難しいと想像できます。

このように究極にシンプルに仕上げることで、ピュアな要素のみを表現する。この完璧なバランスが、ピアジェの考えるエレガントさなんです。

アルティプラノ

引用元:「ALTIPLANO アルティメート コンセプト ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/altiplano/cobalt-ultra-thin-mechanical-watch-G0A45501

横から見たラインは、まるで一枚の紙のような薄さ。一方で、正面から見たショットはどの時計も美しい~!

丸型だからこその、ピュアでシンプルな美しさです。

正面からはもちろんのこと、店頭では横からみたアルティプラノもぜひチェックしてくださいね。











Limelight Gala ライムライト ガラ】




引用元:「LIMELIGHT GALA ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/limelight-gala/rose-gold-diamond-automatic-watch-g0a45213

ライムライトガラは、ジュエリー感覚で身に付けられる女性向けライン。1973年から始まっているコレクションですが、発表当初は少しぽてっとした丸みを持っていました。それが今は、動きのあるグラマラスな曲線が特徴となっています。


つまり、イメージは究極の女性らしさ!


そのポイントは2つあります。

①ベゼルの美しさ


ライムライト ガラ

引用元:「ライムライト ガラ 大胆さを形にしたコレクション」https://www.piaget.com/jp-ja/craftsmanship/limelight-gala-watches

ベゼルとは「枠」や「額縁」を指す言葉で、時計でいうと文字盤の外周にあたる部分です。

ライムライトガラはグラマラスで女性らしい曲線が特徴なのですが、この曲線にある仕掛けがあるために、グッと女性らしく見えます。

その仕掛けとは、誰もが憧れる宝石の王様。そう、ダイヤモンド!

さらに、異なるサイズのダイヤをあしらうことで、曲線に動きが生まれる=より女性らしくフェミニンな印象になるんですね。

②ミラネーゼブレスレット


ミラネーゼブレスレット

引用元:「LIMELIGHT GALA ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/limelight-gala/rose-gold-diamond-automatic-watch-g0a45213




これは、プラン・レ・ワットのアトリエで製作されている自社製ブレスレットです。

フェミニンな印象を強調するデザインで、つけ心地はとってもなめらか。その秘密は、職人の手作業にあります。

編み上げているのは機械なのですが、編み上がったブレスレットの最後の仕上げとして、熱を加えながら一つひとつなめしています。そうすることでしなやかでなめらかなつけ心地とヴィンテージ感のあるライムライトガラが完成します。

地味なプロセスではありますが、このなめらかさこそがフェミニンな印象を与えるポイント。職人たちが常になめし具合やつけ心地のよさを追求し続けています。


年齢層としては比較的高めの大人の女性をイメージされるかもしれませんが、若い世代に人気のインスタグラマーにも愛用されている方がいらっしゃるので、幅広い年代の方に楽しんでほしいですね。

特に探しているものがないという女性のお客様がいらっしゃれば、ぜひ!ライムライトガラからお試しください。









Piaget Polo ピアジェ ポロ】




引用元:「THE NEW PIAGET POLO DATE」https://www.piaget.com/jp-ja/lp/new-piaget-polo-date

こちらは、どのブランドもスポーツラグジュアリーが人気を博していた時代、1979年発売のコレクションです。


ピアジェ ポロの特徴は、ベゼルとブレスレットが一体化していること、ユニセックスに愛用できたことです。


ピアジェ ポロのベースは、1960年代にあった“ピアジェソサエティ”にあります。

歴史

引用元:「歴史」https://www.piaget.com/jp-ja/history


当時、ピアジェソサエティという一つの組織のメンバーには、ハリウッド俳優をはじめ、アンディ・ウォーホルといった芸術家たちが名を連ねていました。ピアジェソサエティは、60年代のハリウッド俳優たちにとってのファッションであり名誉。ポロ競技の観戦やガラパーティ(特別な催し、祭典)といった宴に、ピアジェの時計やカフウォッチを身に付けて参加していたそうですよ。


さて、そんな前身を持つピアジェ ポロですが、発表された当初はストラップタイプでした。その後ブレスレットタイプとなり、近年においては後に紹介するスケルトンタイプ、そして今年は、ジェンダーレスを意識した36mmになっています。

従来であれば、男性ならもっと大きなタイプ、女性ならもっと小さなタイプと分かれていましたが、36mmは男女問わずご紹介できるユニセックスなモデルです。


みなさん、特に女性の方はこのサイズ感をどう思われますか?

身近なお客様にリサーチしてみると、30代前半~60代という幅広い世代で「興味がある」「抵抗ないかも」といったうれしい声をいただいています。中には、すでにオーデマピゲやロレックスの36mmを愛用しているというお客様もいらっしゃいました。


といっても、サイズだけを見るとこれまでのイメージより大きいと思われる女性が多いのではないでしょうか。

しかし!そこは世の女性ユーザーから絶大な人気を得ているピアジェ。

ベゼルにダイヤモンドをセッティングするなど、しっかりとした女性らしさを感じる要素を備えています。

そして何より、ケースの厚みを8.8mmに抑えているところがニクイ!薄型に仕上げているからこそ、この新しいサイズ感をトレンドとしてお楽しみいただけます。










Piaget Polo Skeleton ピアジェ ポロ スケルトン】


ピアジェ ポロ スケルトン

引用元:「PIAGET POLO Play a different game」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/piaget-polo

ピアジェを代表するスポーツラグジュアリーウォッチ「ピアジェポロ」のニューフェイス!昨年発表されたポロスケルトンは、その名の通り、スケルトンムーブメントを採用したトレンド色の強いモデルです。


お客様からも好評をいただいている4つの特徴をあげてみましょう。

①極められた薄型


現行のピアジェポロが9.4mmなのに対し、ポロスケルトンはたったの6.5mm

より完璧なバランスを求めて、現行よりケースが30%ほど薄くなっています。インデックスは通常文字盤につけられていますが、ポロスケルトンは枠の部分になります。

ポロスケルトン

引用元:「PIAGET POLO スケルトン」https://www.piaget.com/jp-ja/lp/piaget-polo-skeleton-watches-xp

それにしても、本当に薄い!

お客様としては他ブランドのスケルトン、またはオープンワークと比較されている方が多いようですが、やはりこの薄さが購入の決め手にもなっているようです。

つまり、ピアジェのお家芸「薄型」が最大の魅力!

この薄型をどうやって成功させたかと言うと、実はこのムーブメント、アルティプラノに使われているものをモディファイ(カスタム)してるんです。まさに、147年間の歴史=技術と経験をフルに使ったコレクションです。

②ポロコレクション初のマイクロローター搭載


開発にあたり、ピアジェのデザイナーとエンジニアが生み出したのは自社製自動巻きスケルトンムーブメント。このムーブメントには、薄さの秘密にもなっているオフセンターのマイクロローターが搭載されています。

このローター、タングステンという金属を使用することでコストパフォーマンスをよくしているのも特徴です。あまり耳慣れないかもしれませんが、大砲の玉にも使われるほど重くて硬い素材として知られています。

例えば、スイスの名門時計ブランドIWCでも積極的に採用されている金属なので、決して悪いイメージではないんですよ。



引用元:「PIAGET POLO SKELETON」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/piaget-polo/steel-automatic-skeleton-watch-g0a45004

匠のワザを集結させたムーブメントが動く様子はドラマティック!メゾンの紋章が刻印されているのもクラシカルでステキですね。

③心奪われる深い色合い


何よりのこだわりは、色。ブルーとグレー、それぞれにこだわったトーンに仕上げています。

グレーはガルバニック加工、ブルーは一般的なPVD加工ではなくCVD加工。いずれもこの絶妙な色合いに欠かせない加工です。



引用元:「PIAGET POLO SKELETON」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/piaget-polo/steel-automatic-skeleton-watch-g0a45004

特にブルーの方は、メゾンカラーがピアジェブルー」である理由が伝わる美しいモデルです。

④インターチェンジャブルブレスレット



引用元:「PIAGET POLO スケルトン」https://www.piaget.com/jp-ja/lp/piaget-polo-skeleton-watches-xp


すべてのポロスケルトン(ステンレススチール)に、アリゲーターレザーストラップが付属。ブレスレット部分を変えるだけで、汎用性をさらに高めてくれますよ。

付け替えるのが面倒…なんて心配も必要ありません。スムーズな付け替えやすさも技術力のあるピアジェならではだと思います。


薄型で、スケルトンで、スポーツラグジュアリー。なおかつ自動巻き。

この要素すべてを叶えたコレクションは、他ブランドではなかなか出合えません!これだけのスペックを備えた上での価格帯もおすすめポイントです。

「そうは言っても、ピアジェといえばアルティプラノでしょ」

なんておっしゃるお客様も多いのですが、ポロはピアジェソサエティを支えた由緒あるもの。ピアジェの歴史、そしてお客様とのつながりを深めた一つの大きなコレクションです。


ピアジェポロも幅広い年代に評価されていますが、ポロスケルトンも同じく、70代のお客様もいらっしゃれば、マイファーストピアジェとして購入する方も意外と多い印象です。

デザインや見た目で選ぶお客様もいらっしゃるので、ストラップを付け替えるとこれだけ表情が変わるんだ!というところも実感してみてくださいね。





Possession Watch ポセション ウォッチ】




引用元:「POSSESSION ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/possession/rose-gold-diamond-watch-g0a44282

こちらもジュエリー感覚で身に付けられるライン。装いや季節、シーンに合わせて付け替えていくスタイルを提案していて、一人のお客様が複数お持ちになっているのも特徴です。年齢的にも幅広く、近年では10代後半の若い世代にも人気が出てきました。


ポセションが人気の理由は、大きく2つあります。

①ベゼルに込めたメッセージ




引用元:「POSSESSION ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/possession/rose-gold-diamond-watch-g0a44282

ライムライトガラがグラマラスな曲線なのに対し、ポセションはなんと、回転するのが特徴です。ジュエリーにおいても、どこかが回転する仕掛けになっています。

回転=技術力!と言いたいところですが、ピアジェは決してその技術を見せつけたいわけではないんです。

そこには、隠されたメッセージが…



「ポセション」の特長である遊び心あふれる回転リングの仕掛けは幸運や幸福、成功を意味し、その動きには前向きなエネルギーが込められています。


まさに、幸せのおまじないお守り的な存在として、いつもあなたのそばに寄り添ってくれます。

こんなことを言うとちょっとメルヘンチックだと思われそうですが、回転=自由な精神の象徴でもあります。


余談ですが、私の結婚指輪もピアジェのポセション!

2本を重ね合わせるとくるくると回転して「自由、でも決して離れないふたり」を表しているとか。ケンカした時にはぜひ回転させて、新婚当時の思い出をよみがえらせようと思います(笑)

②カラーストラップ




引用元:「ポセション ジュエリーとウォッチのクラフツマンシップ」https://www.piaget.com/jp-ja/craftsmanship/possession-watches-jewelry

ポセションといえば、簡単に付け替えられるインターチェンジャブルのストラップが人気です。ストラップが違うだけでガラリと印象が変わりますので、ファッション感覚で選べるという点は大きな魅力ではないでしょうか。


その日の気分で付け替えて楽しんでいただきたいポセションコレクション。

例えば、男性がスポーツエレガンスウォッチとして人気のポロエス、女性がポセションといったペアでご購入いただくことも多いんですよ。










どれが人気?ピアジェウォッチ・ランキング




引用元:「薄型の追求」https://www.piaget.com/jp-ja/craftsmanship/ultra-thin

どのコレクションも薄型をエッセンスとして取り入れていて、時代、時代のトレンドをうまくつかまえていますね。言い換えれば、どのコレクションもピアジェの代表作。

今のマーケットがフォーカスしているコレクション=ピアジェのアイコンだと言えます。


とはいえ、そんな中でも特に需要が高いコレクションはどれか気になりますよね。

ではここで、ピアジェの人気ベスト3を発表しましょう。


1位は、ステンレススチールのポセションです!



引用元:「POSSESSION ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/possession/steel-diamond-watch-g0a43080

こちらは毎年ダントツの1位。ポセションといえばゴールドとダイヤモンドという女性を象徴する組み合わせですが、シンプルかつしなやかなステンレススチールが登場したことで、カジュアルから洗練された雰囲気まで幅広く使えるようになりました。

公式サイトではこの万能性が無限の魅力だと紹介されていますが、まさにその通り。どんなシーンにもさりげないセンスを添えてくれます。

もちろん、ベゼルも回転しますし、ブレスレットも付け替えて楽しめますよ。


2位は、女性用のアルティプラノです!



引用元:「ALTIPLANO ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/altiplano/rose-gold-ultra-thin-automatic-watch-g0a45405
やっぱりシンプルかつエレガンスなアルティプラノは根強い人気。年間を通して、常にベストセラーに入っています。

定番、限定、新作と種類も幅広くそろっているので、自分らしさを表現していただけますよ。

その中でも、どのモデルがトップなのか気になるところではありますが…とにかくお客様の年代も幅広いので、ブティックによって異なるようです。


そして第3位は、ピアジェポロです!



引用元:「PIAGET POLO Play a different game(THE NEW PIAGET POLO DATE)」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/piaget-polo

さすがは名高いレガシーを受け継ぐピアジェポロ。薄型に特化しながらも新たなサイズ感を打ち出すなど、時代のアイコンとなるラグジュアリースポーツウォッチが堂々の3位にランクインしました。

ピアジェポロとポロスケルトンは、店頭に並べば売れるというくらい人気です。

今年は特にポロの年!ともいわれていますので要チェックですね。



147年間、ピアジェが大切にしていること




引用元:「歴史」https://www.piaget.com/jp-ja/history

ピアジェのさまざまなコレクションをご覧いただきましたが、あなたのパートナーになり得る“とっておき”は見つかりましたか?

最後に、コレクションを支えているピアジェマインドともいえる信念をお伝えしたいと思います。


常に必要以上に良いものをつくる

これが、創業当時から変わらないメゾンのモットーです。


そのためには、最高にいい素材を使う必要があると考え、創業当時から高級素材であるゴールドをふんだんに使っていました。

もちろん、現在もそのスタンスは変わっていません。


ハイジュエリーのメレやセンターストーンに使っているダイヤはFのVVS2アップ。それ以外はGのVVSアップを使用しています。

これがどれほどのクオリティかというとVS2で肉眼でインクルージョンは確認出来ないグレードになります。
それより更にグレードの高いVVSアップのダイヤモンドがデコレーションの一つとして使われています。

すべてのクリエイションにおいて、最高の素材が用いられています!

なるほど、長年愛されている理由の一つが分かったような気がしますね。


トレンドセッターに聞く!世界のウォッチ最前線




引用元:「ウォッチのパーソナライズ」https://www.piaget.com/jp-ja/services/watch-personalization

好みのデザインやライフスタイルに合わせて選ぶのはもちろんですが、選ぶ一つの要素として、時計においてのトレンドを知っておくことも大切なのかもしれません。

時計業界に長く携わり、世界のトレンドに注目してきたピアジェのマーケティング担当者による見解を元に、時計においてのトレンドに触れてみましょう。

【トレンドカラーは?】


ずばり、グリーンです!

実はグリーンがトレンドカラーになってから4年くらいは経ちます。決して新しい色ではないのですが、さまざまな時計メーカーがこぞって文字盤やストラップなどに採用していますし、市場において引き続き人気の色であることに違いありません。

かつては、世界的なラッキーカラーとしてインバウンドのお客様に人気でした。今はコロナ禍ということもあり、それぞれの国がローカルのお客様向けにグリーンのモデルを発表しています。

画像左引用元:「ALTIPLANO アルティメート コンセプト ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/altiplano/cobalt-ultra-thin-mechanical-watch-g0a46503
画像右引用元:「LIMELIGHT GALA ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/high-jewelry-watches/white-gold-diamond-emerald-watch-g0a46172




ピアジェでも昨年、新作として登場したモデルに採用されています。もちろん日本でも人気なので、どのお客様にもおすすめできる色です。


そしてもう一つ、グリーンの前から注目されていた色があるんです!

「今、まさにクラシックカラーになり得てきているのがブルーである」

これは、ピアジェのマーケティング担当の方の言葉です。

何でも、20年以上前にスイスの大手時計ブランドがブルーの文字盤を採用したところ、“こんな派手な文字盤をいったい誰がつけるのか?”と、どのウォッチジャーナリストの間でも酷評だったとか…。

しかし!そのメゾンは負けじとブルーの文字盤をほぼ毎年発表。今年もネイビーのような深い文字盤を出しているので、確固たるこだわりがうかがえます。


こうして何年も出し続けることで、ブルーの文字盤に対しての評価がポジティブなものに変わってきました。そして今、トレンドカラーを突き破り、クラシックカラーにポジショニング。当初の批評を目の当たりにしていた業界の人たちも、「こんな時代が来るとは!」と驚きを見せているそうですよ。


一方、ピアジェ史上初!と発表当時に話題を集めたレインボーカラーも、トレンドカラーの一つ。シャネルでもレインボーカラーが発表されています。



引用元:「LIMELIGHT GALA ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/limelight-gala/rose-gold-sapphire-automatic-watch-g0a46188

ブルー、グリーンという寒色系に少し温かみのある色が加わり、暖色系に移行しつつある…というのが最新のトレンドカラー事情だと言えそうです。


では、2022年以降にやってくるトレンドカラーはいったい何色なのでしょうか?

時計においてはグレーやカーキといったシックな色を好む人が多い中、ピアジェの見解では「オレンジやレッドなどの派手なカラーがくるのでは?」とのこと。

明るく鮮やかな色の登場は、気分まで上げてくれそうですね。今後のトレンドカラーに大注目です。

【文字盤のトレンドは?】


ずばり、スケルトンまたはオープンワークです!

ダイヤのフルセットも一つのトレンドとして注目されていますが、こと文字盤においては、スケルトン風も含めて世界的なトレンドになってきています。

これを意識してか、さまざまなブランドがスケルトンやオープンワークを発表してるんですよね。

ちなみに、素材においてはピンクゴールド。どの国でも、男女共に売れる本数としてもピンクゴールドが人気です。



引用元:「PIAGET POLO SKELETON」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/piaget-polo/rose-gold-automatic-skeleton-watch-g0a46009

もちろん、ピアジェでもピンクゴールドがダントツのトレンド!

【大きさのトレンドは?】


ずばり、ジェンダーレスです!

男性用・女性用と分かれているのがこれまでの常だったのですが、今後の時計業界においては、男女の区別がなくなるかもしれません。

実際、どのメゾンでもサイズ感や素材において男女を意識して発表することがなくなってきています。



引用元:「PIAGET POLO DATE ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/piaget-polo/white-gold-diamond-automatic-watch-g0a46024

女性においては、これまでより少し大きめのもの(36mm前後)を身につけるのがトレンドに。じゃあ小さめの時計はもう時代遅れなの?なんて心配はございません。トレンドというものは必ずしも一つに集約されるものではありませんし、実際、従来よりさらに小さめのサイズがもう一つのトレンドとして注目されています。

ピアジェでも、ライムライドガラに26mmという小さめサイズが登場しています。



引用元:「LIMELIGHT GALA ウォッチ」https://www.piaget.com/jp-ja/watches/limelight-gala/rose-gold-diamond-watch-g0a42213

男性においては、ジェンダーレスということで少し小さめ&薄型がトレンド。これまでのサイズ感より大きくなることはないようです。

ではここで、ピアジェ以外のブランドにおけるトレンドもチェックしてみましょう。


ロレックスは毎年36mmを出していますが、新たな文字盤で同じ36mmの新作を発表しています。36mm前後のサイズ=ユニセックスサイズ。まさにジェンダーレスです。

グリーンカラーを意識した上での36mmであれば、トレンド感がとっても高いと言えますね。


パテック・フィリップでは、ディープブルーの文字盤×ピンクゴールドと非常にトレンドを意識しているのが分かります。サイズは35.2mmで、世界的に見てもユニセックスサイズ。

新作ではこういったサイズ感を非常に意識しているのが特徴で、同ブランドの象徴ともいえるカラトラバでも、既存サイズ37mmから新作サイズ39mmが登場。男性用としては少し小さめなので、トレンドとしてしっかりおすすめできるものになります。


ダイバーズウォッチのパイオニアであるチューダーは、日本人よりインバウンドのお客様に人気。トレンドカラーであるグリーンの文字盤が特徴的です。

時計・ジュエリーにおいて輝石をあしらうのが得意なブルガリでも、レインボーカラーを意識したデザインになっています。


エルメスではなんと、15.5mmというサイズが発表されています。女性のトレンドとして“極端に小さい”を強調しているデザインなので、ブレスレット感覚で重ねづけしてもオシャレですね。


すでにピアジェをお持ちの方は、2本目、3本目に。そして、初めての購入を考えていらっしゃる方は、マイファーストピアジェに…。

ぜひ、これらのトレンドを取り入れてみてはいかがでしょうか


ピアジェを愛するみなさまへ



アイアイイスズ本店ピアジェコーナーより
アイアイイスズ本店ピアジェコーナーより

ラグジュアリーウォッチとハイジュエラーの二刀流で、世界の高みへと挑戦し続ける唯一無二のメゾン、ピアジェ。

ドレスウォッチをメインに、最先端のトレンドを重視したブランドとして、世界中のお客様に愛されています。

一流メーカーがこぞって採用した最高品質の薄型ムーブメントと、ジュネーブ屈指のハイジュエラー工房で受け継がれてきた技術力。

その根底にあるのは、147年前から変わらないモットーでした。


そんなステキなピアジェを、もっと好きになっていただけたらうれしいです!


最後までご拝読いただき、誠にありがとうございました。

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