WATCH 解説

SEIKO プレザージュ七宝限定モデル

昨年本数限定で発売され話題となったSEIKOプレザージュ七宝限定モデル。
たびたびメディア、腕時計情報誌にも取り上げられており今ではほとんどお目にかかれないのではないでしょうか??
そんな貴重なもでるがG-Time店にはまだアリます!!

 

七宝焼きとは


金銀銅等の金属に釉薬というものを加え高温で焼き付けを行うことで生成する日本の伝統技法です。
ちなみに英語ではenamel(エナメル)とよばれています。
その美しい様から法華経の中にある七宝(金、銀、真珠、メノウ、ルリ、シャコ、マイエ)のような美しさがあるという意味で名付けられたとか。
その技法の歴史をたどると起源は紀元前のエジプトにまでさかのぼります。

 

作るのが難しい 製作過程について


今回制作を手掛けたのは尾張七宝を130年以上受け継ぐ「安藤七宝店」。
まず最初に想像していただきたいのが腕時計のダイヤルがとても薄いということ。
普段製作する皿や花瓶と比べたらとても比になりません。
ダイヤルの素地となる金属の厚みは1mmにも満たないとか…。
あまりにも薄いと焼成時に金属が反りやすくなるそうで、そこが一番頭を悩ませたと職人の方が語っています。
様々な工夫を凝らし、各工程の職人が持てる技術を駆使した結果、このような素晴らしい時計が生まれました。
日本の伝統技術のレベルの高さを感じられます。

 

良いものを良心的な価格で提供してくれるSEIKO


これだけ作るのが難しいなら…
すべて手仕事で、こんなにもたくさんの工程を踏んでいるのならとても高いのでは?限定だし…。

こう考えるのはもちろん普通のこと。

実際、ヨーロッパの時計ブランドではエナメルのダイヤルの時計はとても高いです。
ですが今回の七宝モデルは3針+日付表示のタイプ、パワーリザーブ表記付のタイプどちらも20万を切っております。
さすがSEIKO、良いものを良心的な価格で提供してくれます。
こちらの限定モデル、1本ずつしか当店も在庫がございません。

それぞれ2500本限定といえど、それぞれに手作業により作られているため若干表面の窪みにも差があり完全に1つ1つ違います。ぜひ日本の文化、歴史をこのモデルで体感してみてください。











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