BRIDAL お役立ち情報 解説

リングの素材について

プラチナ(Pt)

プラチナ(Platinum)は、別名『白金』とも言われています。白い輝きが美しく、1tの原鉱石からたった3グラムしか採れないとても希少な貴金属です。
プラチナは、日常生活において変質・変色の心配が少なく、白く上品な美しさを保ち続ける永遠性が、ブライダルリングやアニバーサリージュエリーに相応しいとされ、とても好まれています。
ブライダルでは、プラチナ純度95%の「Pt950」や純度90%の「Pt900」など、プラチナ純度の高いリングが一般的です。最近では、プラチナ純度58.5%の「Pt585」などもございますが、日本においてはプラチナ純度85%以上を含んでいないとプラチナ製品と呼ぶことはできません。

なぜプラチナ純度100%にしないの?

技術的に100%プラチナは存在しないため「Pt999」と表記する純プラチナのリングもあります。しかし、より強度を高めるために5%~10%他の金属を加えます。それによりプラチナ特有の輝き・しなやかさと、適度な強度の両立を実現しています。

ラザール ダイヤモンドの「フェアリープラチナム」

ダイヤモンドカッターズブランド「ラザール ダイヤモンド」のオリジナルプラチナ素材(Pt950)です。一般的なプラチナより3倍も硬度が硬く、極限まで小さい爪でもダイヤモンドをしっかり支えられるので繊細なデザインが可能に。ダイヤモンドの輝きを最大限に引き立たせます。
また、硬度・耐圧ともに強く、ひっかき傷がつきにくく非常に歪みにくいため、毎日身に着ける結婚指輪にも最適です。

金・ゴールド

ゴールドは古代から装飾品として使用されている黄金色の金属です。その永遠性や不変性が人間を悪魔から守るとされ、魔除けとして使用されたことから始まりました。
ジュエリーなどの金製品は純度と他の金属を混ぜ合わせて作られることが多く、金の含有率によって表記方法も変わります。そもそも「純金(K24)」は硬度が柔らかいため、熱にも弱く型崩れしたり傷がついたりしやすい素材です。その反面、他の金属と混ざりやすいという特性があるため、合金にすることでジュエリーとして使用できる強度を保つことができるのです。また、配合する金属の種類(純銀・純銅)や割合を変えることで、様々なカラーバリエーションを作りだすことも可能です。

K24・K18・K14・K10の違い

ゴールドジュエリーに表記される”K”とは、金の純度を表しています。

K24、24金(純度99.99%)

ほぼ100%の純金含有率のため、腐敗・変色することがなくその輝きは持続しますが、柔らかいためジュエリーには不向きです。

K18、18金(純金75%:混合物25%)

高い純度を保ちつつ、加工しやすい柔軟さと適度な硬さを持つK18は、ジュエリーにピッタリの素材です。国際基準では「750」と表記されます。

K14、14金(純金58.5%:混合物41.5%)

混合物の割合が増えることによって耐久性が増しますが、純金の含有率が減るため変色のリスクが増えます。金の含有率が減るため比較的安価になります。

K10、10金(純金42%:混合物58%)

金の価格高騰により登場したK10。金の含有率よりも混合物が上回るため変色しやすい。加工がしやすく手ごろな価格で購入できるため、ファッションジュエリーとしてのニーズが高い素材です。

金の純度が下がるにつれて、肌の弱い方は金属アレルギーを起こす可能性も高まります。また、変色も起きやすいため、アイアイイスズでは結婚指輪として使用される場合は、比較的変色の少ないK18をおすすめしております。

金属アレルギーについて

金属が汗や体液によって溶け、それに対して身体が拒否反応を起こし皮膚や粘膜に炎症を起こす症状です。アレルギー症の人でも金属の種類によっては起こさない方もいます。純金やプラチナ、アレルギーが出にくい金属として最近ブライダルリングでも使用されるパラジウムでも、絶対安全ということはありません。万が一肌に「かぶれ」「かゆみ」などの症状が出た場合は、すぐに使用を止め専門医に診てもらうことをおすすめします。

ゴールドのカラーバリエーション

イエローゴールド(YG)

美しく純金に近い金色の素材。華やかで明るく雰囲気を演出するのにふさわしい色合いです。変色にも強い素材で、硬度も高いので日常使いにも安心して使用できます。日本人の肌の色にもよく馴染むといわれています。

ピンクゴールド(PG)

ゴールドの中でも温かみのあるピンクゴールドは、柔らかく上品な優しい色合いが特徴です。イエローゴールドほど主張しすぎず、肌なじみの良さで人気です。他のゴールドに比べて銅の含有率が高いため、強度が強く耐久性もありますが、素材自体が硬いため加工がしにくくサイズ調整が難しいものもあります。
また、酸化現象を起こしやすい素材で、他のゴールドに比べると変色する可能性が高いです。普段のお手入れや保管方法にご注意ください。磨き直しなどのメンテナンスで元の色合いに戻ります。

ホワイトゴールド(WG)

もともとはプラチナの代用品として開発された素材です。直訳すると「白金」となりますが、プラチナではなく純金をベースにした素材です。変色や変質には強い素材ですが、中にはロジウムという金属でコーティングしプラチナ製品に近い色味を出しているものもありますので、コーティング加工を施されたものは長期間の使用によりコーティング剥がれ、地金の色が出てくることがあります。再コーティングすることで元の輝きに戻すことも可能です。
ブライダルシーンでのホワイトゴールドのリングは、コーティング剥がれを起こさないために、コーティングをせずホワイトゴールドの地金の色味を活かすリングが主流です。

プラチナゴールド(PtG)

NIWAKA・LUCIEのオリジナル素材「プラチナゴールド」は、ジュエリーに相応しい品位である純度75%のK18を使用しています。さらに残り25%のうち10%に、希少なプラチナを配合した贅沢な素材となっています。マテリアル(素材)自体が白く美しいため、通常のホワイトゴールドとは異なりロジウムコーティングを施していません。そのためコーティング剥離の心配がなく、安心して着用いただけます。色味は通常のプラチナより若干暗めでグレーがかった色合いが特徴です。

シャンパンゴールド

その名の通り、シャンパンのような淡いイエローが特徴のK18を使用したゴールド素材です。肌なじみも良く年齢を重ねても愛用いただけます。

パラジウム(Pd)

パラジウムはプラチナと同じ白金族の貴金属です。プラチナと同程度の産出量でレアメタルと呼ばれる希少性の高い素材です。自然の状態でも光沢のある白色に輝く金属で、基本的に変色の心配はありません。重さがプラチナの約2/3で、軽く程よい重量感です。

コンビネーション

イエローゴールドとプラチナ、ピンクゴールドとプラチナなど、ひとつのリングの中に2種類以上のマテリアル(素材)を組み合わせているデザインの事を「コンビ」「コンビネーション」と呼んでいます。2種類のマテリアルを組み合わせることで、華やかさと自分らしい個性を演出することができます。また、ファッションの幅を広げることができるのもコンビネーションならではの魅力のひとつです。

Villa-je
BRAND STATEMENT

Villa-je らしい提案は
品質・心・オリジナリティ

上質と それを生み出す造り手の想い
そして なによりも
ふたりの幸せのカタチを
日常の中でふたりらしく表現する

目まぐるしく変化するこの時代においても
変わることなく愛着を持てる指輪選びをお手伝いします。

この記事の監修者

和田 良一 役職: Villa-je 店長

ブライダルとジュエリーを担当しております。Villa-je(ヴィラージュ)では、ゆっくりと心地よくゆびわ選びを楽しんでいただけます。ぜひお気軽にご来店ください。

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