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【OMEGA】オメガ新作 スピードマスター ファースト オメガ イン スペース(FOIS) 発表! ref.310.30.40.50.06.001

オメガは2024年に新たなスピードマスター ファースト オメガ イン スペース(FOIS)を発表しました。

  • ルーツはスピードマスターのセカンドモデル
  • 39.7mmの少し小ぶりなクロノグラフ
  • ブルーグレー文字盤、サンレイ仕上げ
  • シースルーバックじゃありません
  • 定価は¥1,210,000(税込)

アイアイイスズでは10月28日よりサンプルを展示いたします
アイアイイスズでは11月18日よりサンプルを展示いたします

オメガ スピードマスター ファーストオメガ インスペース:宇宙での冒険を讃えるレジェンドモデル

オメガはスピードマスターシリーズに新たな息吹を吹き込みました。

地球を飛び立ち、宇宙空間へと到達した最初のオメガが、オメガ スピードマスター ファースト オメガ イン スペース、記念モデルのカテゴリーで復活します。

宇宙飛行士のウォルター・シラーが購入し、1962年10月3日のシグマ 7 ミッションで着用されたオリジナルのスピードマスター CK2998。

NASAの公式時計になった1965年よりも先に宇宙で使用されたスピードマスターとして有名なオリジナルモデルは、コレクターの間ではファースト オメガ イン スペース (FOIS) として知られています。


以前のFOISと比較して


さて、この新しいスピードマスターFOISは以前のモデル(ref.31132403001001)と比較して、変更された箇所がいくつかあります。

文字盤、針、ベゼル、ブレスレットそしてムーブメントという、内外装の全てが新しくなりました。


左が新しいFOIS、右が旧FOIS。

新しいFOIS
旧FOIS

ムーブメント


今回の大きな変更点はムーブメントです。

手巻きであることは変わらないのですが、新しいFOISのムーブメントはcal.3861。
マスタークロノメーターを取得した時計業界が誇る実用的なキャリバーです。
単純にアップグレードですね。

緩急針が無いので機械がお好きな方はすぐに分かると思います。
シリコン製のひげゼンマイの採用と、フリースプラングになったため緩急針が廃止になりました。

左が現行のcal.3861、右が旧スピマスにも搭載していたcal.1861。



cal.3861
cal.1861

駆動時間は50時間で6振動。

1942年から続く、歴史的なクロノグラフキャリバーの中でも特に重鎮であるオメガ321(レマニア2310)の系譜です。

手巻きクロノグラフのムーブメントとして、一番名を馳せたものの一つではないでしょうか。

 


文字盤と針


ブラックに見える文字盤ですが、実はグレーブルーの色合いです。
サンレイ仕上げになっているのも特徴的ですね。


着画

現代風に見えますが、1960年代に制作されたオリジナルのトーンを再現しています。

以前のCK2998は限定モデルも含めて、こういう色合いはありません。

夜光はベージュトーンになっていて、経年劣化を経た風合いを見事に再現しています。


文字盤

針はアルファ針。
この針はスピードマスター2ndと呼ばれるオリジナルCK2998の特徴になり、1stや3rdとも違った形状になります。

またインダイヤルは9時位置の秒針だけが塗装無しになっていて、クロノグラフ関連の針は全て白く仕上げられています。


ブレスレット


ブレスレットも特徴的で、スピードマスター321を除いて、他のスピードマスターには見られないフラットなコマが連なる使用です。


ブレスレット

そもそも過去のFOISではブレスレット仕様が存在しなかったため、ブレスレットを心待ちにしていた方も多いはず。

ただ、過去の限定モデルに装着できるかどうかは分かんない。
というのも、スピマスのラグ幅19mmって、1stトリロジーや321、そしてこの新型FOISが該当するんですが、全部ブレス品番が違うんですよね。

ともあれ、FOISにブレス仕様が設定されただけでもとても良いと思います。


ケースバック


さて、ケースバック。

シンプルになりました。
左が新型FOIS、右が旧型FOIS。


新型FOISケースバック
旧型FOISケースバック

シーホースが彫られ、上には「THE FIRST OMEGA IN SPACE」、下には「OCTOBER 3, 1962」と刻印されています。旧型も。

これが裏スケだったらもっと売れそうな気がするんですよね。

コレクターアイテムとして販売する!ってんならソリッドバックでも良いですよ。

でもレギュラーモデルとして販売するならシースルーバックにしてくれた方が、最初のオメガ、最初のスピマス、最初の高級時計を手に入れたいって人への訴求ポイントになるじゃないですか。

この機械を見せないのは勿体無いですよ。
手巻きクロノグラフですよ、名機ですよ、みんな見たいじゃないですか!

今販売されてる高級時計の裏蓋を見るとほとんど裏スケだし。

いや、裏は見ないって言われたらそれまでだけど。

ブレス/レザーでSKU増やすくらいなら、裏スケ/ソリッドにして欲しい。
絶ッ体に裏スケ有利なのになぁ。

まぁ、悲しいけどこれ記念モデルだで。


通常モデルのスピードマスター ムーンウォッチ 42mmと比較して


310.30.40.50.06.001
310.30.42.50.01.002

ケースサイズとデザイン


通常のムーンウォッチと比較すると、一目でわかるのがケースサイズですね。

新しいFOISは39.7mm、対してムーンウォッチは42mmですので2mm以上小さくなります。

時計って40mmを下回ると小ぶりに感じるのですが、クロノグラフなのでより顕著に感じると思います。
文字盤の色もグレーブルーという収縮色ですし。

どちらを選んでも正解ですよ。コレクションしても良いくらい。
ムーンウォッチもFOISもルーツは同じですし、どちらの仕上がりも素晴らしいです。


ブレスレット


310.30.40.50.06.001
310.30.42.50.01.002

ブレスレットに関しては好みが別れるかも知れません。

より細かいのはムーンウォッチで、FOISのブレスレットは少し無骨な印象です。

微調整の方法が少し違うので、あくまで好みだと思いますが、バックルは小さい方が装着感が良いように感じます。


最後に


thumbnail

1962年に宇宙に初めて登場したスピードマスター “ファーストオメガ インスペース” が、当時の伝説的なモデルをオマージュしつつ、現代の技術で再現されています。

 

FOISは、60年代のヴィンテージ感を大切にしつつ、ケースや文字盤、針などのディテールが再現され、そのクラシックな外観は歴史と冒険を感じさせるものです。

 

宇宙への憧れとともに、クラシックな美しさを備えたこのモデルは、スピードマスターファンはもちろんのこと、小ぶりなクロノグラフを探している方や、初めて高級時計を購入する方にも最高のタイムピースです。

アイアイイスズでは10月28日よりサンプルを展示いたします
アイアイイスズでは11月18日よりサンプルを展示いたします

すでに十名様に近いご予約をいただいています。
規定数に達しますとご予約をお受けすることができません。

納期未定になりますが、ご興味ありましたらまたお気軽にお問い合わせください。

OMEGA / オメガ シーマスター ダイバー300M アメリカズカップ 42MM 210.32.42.20.04.002

OMEGA / オメガ
スピードマスター ファースト オメガ イン スペース 39.7MM 310.30.40.50.06.001

価格:¥1,210,000(税込)

キャリバー オメガ 3861
コーアクシャル エスケープメント搭載の手巻きクロノグラフムーブメント。
METAS認定のマスター クロノメーター。15,000ガウスの耐磁性能。
防水:5気圧 (50 メートル / 167 フィート)

商品詳細を見る


OMEGA / オメガ

オメガは1848年にルイ・ブランによって設立。 時計界のアイコンとも言えるタイムピースと共に、人類の歴史的な瞬間に立ち会ってきました。月面着隊を遂げた世界で最も有名なクロノグラフのひとつである「スピードマスター」。そしてマリアナ海溝最深部へ到達した「シーマスター」。 また、オリンピックの公式計時としても最多を誇ります。大胆かつエレガントなデザインを誇る「コンステレーション」、クラシックでスタイリッシュな「デ・ヴィル」など、時計界において、その精度、クラフツマンシップ、革新性で世界中の時計愛好家やコレクターに愛され続けています。

この記事の監修者

ミサキ

見た目で選んだり仕上げに感動したり、はたまた予算で決めることもあれば目的で選ぶことも。
わずか50mm四方の中に、技術と意匠と芸術その他諸々が同居する腕時計の魅力。まさに沼。
EYE EYE ISUZU で腕時計の世界が広がります。

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