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【9月の誕生石】サファイア

画像参照:https://www.gia.edu/

皆様こんにちは!
マスクをしながらの苦しい夏が過ぎ、朝夕過ごしやすくなってきましたね。


今回は9月の誕生石、美しいブルーが印象的なサファイアについて語っていきたいと思います。



サファイアの別名


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サファイアとは、「青」を意味するラテン語の「サッピールス(sapphirus)」に由来しています。日本名でも「蒼玉(青玉)せいぎょく」と呼ばれ、色を意味する和名がつけられるほど、青という文字が印象づけられます。


コランダム(Al2O3、酸化アルミニウム)の変種で、ダイヤモンドに次ぐ硬度の、赤色以外の色の宝石のことをいいます。


そして赤色のコランダムは7月の誕生石としておなじみのルビーです。おなじ石ですが色で名前が変わるなんて不思議ですね。



サファイアの色について


青を意味する名前を持つサファイア、皆さんもサファイアと言えば思い浮かべるのは青色かと思われますが、青色以外のサファイアがたくさん存在するのはご存知でしょうか。


実はサファイアには存在しない色がないといわれるほど豊富に色が存在するのも特徴といえる宝石なのです。


青色以外のサファイアはファンシーカラーサファイアと呼ばれブルーの物よりも数は少ないものの、ブルーのサファイアにはない魅力を見せてくれます。



画像参照:https://karatz.jp/

サファイアの特殊効果


スターサファイア 画像参照:https://www.gia.edu/

インクルージョン 画像参照:https://www.gia.edu/

サファイアと言えばこちら、スターサファイアを思い出される方も多くいらっしゃるかと思います。
石の真ん中から、輝く星を連想させるような美しい輝きが魅惑的なスターサファイア。
この特徴的な輝き、実は宝石内が結晶体になる成長途中や、成長が終わった後に取りこんだ固体や液体や気体の内包物(インクルージョン)によって生み出されています。


本来インクルージョンは石の価値を下げてしまいます。さらにインクルージョンが石の耐久性を損なう可能性があると、価格が大幅に低下する場合もあります。
しかしこのスターサファイアはその中の不純物によってより輝く宝石になってしまうなんて、とても素敵ですね。



サファイアの歴史


古代ギリシャやローマでは、王と王妃は、ブルーサファイアが羨望と危害からその所有者を保護すると確信していました。 中世では、聖職者は天国の象徴としてブルーサファイアを身に着け、庶民はその宝石が天の恵みを引き寄せていると思っていました。 他の時代や場所で人々は、貞操を守ったり、敵と和解したり、精霊に影響を与えたり、神託の秘密を明らかにしたりする力をサファイアに吹き込んでいました。


「東方見聞録」にはこんな記述があるそうです。マルコ・ポーロは12世紀末にアジアの果てまで旅をした旅行家ですが、その記述の中でモンゴル宮廷に行く際に献上物としてサファイアを携えたとされています。当時の皇帝であったフビライ・ハンはそのサファイアの青い輝きに魅了されてマルコ・ポーロは好意的にもてなされたとか。


それだけサファイアが国を超えて珍重されていた宝石だったかがわかります。



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サファイアの石言葉


「祈る日」 作ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ

サファイアの宝石言葉は「慈愛」「誠実」「忠実」「真実」「徳望」。
深みのある青色は揺るぎない心の象徴だとされ、誠実で一途な愛などの意味があるサファイアを、永遠の愛を誓う結婚指輪の内側に埋め込んだり、エンゲージリングとして贈られるなど大変人気があります。


またカトリック教徒の方には、サファイアは「マリア様の石」として愛されているとのこと。
聖母讃美唱歌の「マリア様のこころ」の中で、聖母マリアの美しく清廉な存在をサファイアとして例えています。


そういえば西洋絵画で描かれる聖母マリアのアトリビュート(西洋絵画において書かれた人物を特定するために関連付けられた持ち物)は、赤い(=神の慈愛の象徴)服と青い(=天井の真実を表す)マントという組み合わせ。
青の名を持つサファイアはまさに聖母マリアの「慈愛」そして神への「真実」を体現した宝石と言えます。



サファイアのジュエリー



それではサファイアを使ったジュエリーについてご紹介させていただきます。


先ほどのご紹介の通り、美しい青い輝きが特徴的でありながら、マルチなカラーで様々な魅力を持つサファイア。
アイアイイスズでお取り扱いのあるジュエリーも様々な色のサファイアが輝きます。
ブランドごとに紹介させていただきますね。






ジェンダーレスジュエリーブランドとしておなじみのDAMIANI。
そのアイコンとして称えられる、ベルエポックネックレスも様々なカラーのサファイアが輝きます。
ブランドの95周年を記念して制作されたマルチカラーベルエポックに使用されるのは実はすべてサファイアになります。レインボーのサファイアが唯一無二の存在を輝かせます。






また2020年新作、日本限定モデル『アイスバーグ』。
こちらは大西洋に浮かぶ雄大な氷山にインスパイアされ、雪の結晶を彷彿とさせる透明色から海の深い青に変化する美しいグラデーションを様々な色合いのブルーサファイアとダイヤモンドを用いて表現されています。






2020年の新作として発売された、FRED人気のコレクション「フォース10」マルチカラーバックルにもイエローサファイアとブルーサファイアが使用されています。
それぞれのストーンにはパワーストーンとしても知られ、それぞれ意味があります。
ルビー:情熱と持続性、ガーネット:調和、イエローサファイア:知恵、グリーンガーネット:規律と活力、アクアマリン:誠実さ、ブルーサファイア:直感と思いやり、アメジスト:強さと創造性


美しいレインボーの輝きと一緒にそれぞれのストーンの持つパワーも感じながら身につけるのも素敵ですね。




様々なカラーストーンのジュエリーが美しいポメラート。
石の配色も美しく、カラーストーン好きの私としても一度は身に着けてみたいジュエリーです。


人気のマーマノンマーマシリーズでは、サファイアとラピスラズリのブルーの美しいストーン同士の組み合わせがとても素敵です。
じつはラピスラズリも9月の誕生石であり、同時に12月の誕生石として知られています。
夜空を切り取ったような宝石ラピスラズリについてはまた12月にご紹介させていただきますね!
















ファッション性の高いジュエリーブランドとして大人気のHirotakaでも、サファイア使用のイヤカフがございます。
シックな色合いのストーンは一見オニキスのように見えますが、実はこちらもサファイアなんです。
艶やかな品格、静かな存在感。“漆黒”という表現がしっくりと当てはまるブラックサファイヤ。実は、ミッドナイトブルーという深く濃い青色なのだというその色は、果てない宇宙を内包しているよう。
誕生石のサファイアを身につけたいけれど、色合いが普段使いの服と合わせるのが難しい…、と悩まれている方は、落ち着いた色合いのこちらのブラックサファイアのイヤカフはいかがでしょうか。

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