• TOP
  • 特集・コラム一覧
  • 【OMEGA】オメガ 2024年新作 パリ2024 ブロンズゴールド エディション Ref.522.92.39.21.99.001
WATCH

【OMEGA】オメガ 2024年新作 パリ2024 ブロンズゴールド エディション Ref.522.92.39.21.99.001

オメガから2024年の新作「パリ2024 ブロンズ ゴールド エディション」が発表されました。

  • パリ オリンピック記念
  • CK859のデザインを復刻
  • ケースはブロンズゴールド製
  • 文字盤はシルバー製
  • クル・ド・パリ模様でパリらしい仕上がり
  • 定価¥1,848,000(税込)


オメガのRef.522.92.39.21.99.001は、2024年のパリ オリンピックを記念して発表された特別なモデルです。

ケースはブロンズ ゴールド、文字盤はシルバーと、メダルに使用されるゴールド、シルバー、ブロンズの3つの素材が使用されています。

この時計はオメガの歴史的なモデルであるCK859をベースにしており、ヴィンテージの魅力とパリ2024への憧憬を融合させた特別仕様です。

それでは、この時計の魅力を詳しくご紹介いたします。


デザインと素材

 


パリ2024 ブロンズ ゴールド エディション Ref.52292392199001は、その温かみのある色合いと高い耐久性が魅力のブロンズ ゴールドを使用した美しいケースが特徴です。

デザインはオメガのヴィンテージモデル CK895をベースに特別な仕様が施されています。

 



ブロンズ ゴールドはオメガが独自に開発した素材です。

K9、つまり金の含有量は24分の9に値し、37.5%がゴールド、それ以外がブロンズ、シルバー、ガリウム、パラジウムなどの割金で構成されます。

腐食に強く、通常のブロンズによく見られる緑青が出ません。

ブロンズ ゴールドはヴィンテージ感を醸し出しつつも、艶やかで現代的なエレガンスを持ち合わせています。

 

 

 

文字盤と針

 

 

なんと言っても今回の文字盤はまさにパリ2024にふさわしい仕上がりになっています。

文字盤の素材はスターリングシルバー。

中心に”Ag925”の表記があります。

シルバー製の文字盤は珍しいのですが、後述するオメガのCK895の初代復刻モデルでもシルバーを採用しています。

使用環境によってエイジングを遂げるシルバー製の文字盤は、所有そして使用する楽しみがあります。

オメガのロゴもヴィンテージロゴになっているのにも関わらず、仕上がりが良いため古臭さは一切感じさせません。


 


拡大してもこの美しさ!

中心の模様は”クル・ド・パリ”と呼ばれ、パリの石畳から着想を得たこのモチーフは高級感があり、数々のウォッチメゾンやジュエラーに愛されてきました。

また、文字盤のデザインはセクターダイヤルと呼ばれる1930年中頃から流行しだしたデザインです。

シンプルでありながらも洗練されており、アラビア数字のインデックスと18金セドナゴールドの針が視認性と美しさを兼ね備えています。

 

ケースバック

 


ケースバックにはパリ2024オリンピックのエンブレムが刻印されており、特別感をより一層高めています。

このケースに刻印された”BG859”、これはケースの素材と形状を示すリファレンスコードになります。

後述しますが、オリジナルと復刻された最初のモデルには”CK859”の刻印。
ケースはステンレススティール製。

北京オリンピックの限定モデルには”OT859”の刻印があります。
ケースはセドナゴールド製。


ムーブメント


このモデルには手巻きのキャリバー8926が搭載されています。
3.5ヘルツ、7振動。
パワーリザーブは72時間。
日付機能はありません。

キャリバー8926は、オメガの最新技術を駆使して開発されたムーブメントであり、非常に高い信頼性を誇ります。

クロノメーターを超えるMETAS認定の"マスタークロノメーター"を取得。

高精度、そして超耐磁、現代の時計製造技術を象徴するコーアクシャル脱進機であり、あらゆる環境下でも正確な時を刻み続けることができます。

手巻きムーブメントは、機械式時計の醍醐味を味わうことができる点でも魅力的です。


毎日の巻き上げ作業を通じて、時計との特別な関係を築くことができます。



過去の歴史とCK895復刻モデル

今日までにオリジナルモデルをのぞいてCK859は3種類の復刻モデルが発売されています。


さて、ベースモデルとなったオリジナルのCK859はどんな時計なのでしょうか。

 


オリジナルのCK859 – via: AnalogShift

オリジナルのCK859はエレガントなヴィンテージウォッチで知られています。

1939年に発表され、CK859はケースの素材と形状を示すリファレンスコードを示しています。

ケースサイズ37mm、セクターダイヤルと呼ばれる特徴的な文字盤デザイン。


当時のムーブメントはcal.30 T2と呼ばれた手巻きのスモールセコンドムーブメントを搭載し、このモデルはオメガの豊かな歴史の中で重要な位置を占めるモデルです。

ちなみにCal.23.4を積んだセンターセコンドのモデルもあるようですが、こちらはあまり情報がなくCK859はスモールセコンドというイメージがあります。


2年前の2022年にref.511.12.39.21.99.002というリファレンスでオリジナルモデルを再現した復刻モデルが発表されましたが、なぜか突然生産終了になりました。

ナンバリングエディションだったと記憶していますが、生産期間から考えて数の少ない限定モデルになってしまいました。

当時、日本のオメガの取扱店でも入荷できなかった店舗も多かったと思います。


この復刻モデルのref.511.12.39.21.99.002は、ステンレススティールケースにシルバー文字盤、針はブルースティールという組み合わせで、さらにシースルーバックという仕様でした。

サイズはオリジナルモデルより2mm大きい39mm。

2022年というスポーツウォッチ全盛期にひっそりと発表されており、往年のCK859を彷彿とさせるヴィンテージ感満載で個人的にとても好きなモデルでした。


また、この2022年には北京オリンピックがあり、セドナゴールド(ピンクゴールド)モデルが「特別仕様 オリンピックゲームズ コレクション」と言う名前で発売されました。



リファレンスはref.522.52.39.21.04.001です。

このモデルは日本でも少しだけ流通したので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れません。

セドナゴールドケースに、ホワイトエナメル文字盤、針はブルースティール、ケースバックはソリッドで北京五輪のロゴが刻印されていました。

今となってはこの2種類のスペシャルモデルを新品で入手することは難しいかも知れません。


現代のCK859



さて、現代に戻って今回の「特別仕様 パリ2024 ブロンズゴールド エディション」Ref.522.92.39.21.99.001は、伝説的なCK895を復活させ、パリ2024オリンピックの記念モデルとして新たな息吹を吹き込んでいます。

 


ブロンズゴールドの美しいケース、高級感のあるエレガントな文字盤、そして高精度の手巻きムーブメントが特徴です。

オメガは長年にわたりオリンピックの公式計時を担当してきましたが、このモデルはその歴史を祝う象徴となっています。

「オリンピックの歴史とオメガの伝統を見事に体現したモデル」と言っても過言ではありません。

脈々と続く、オメガの卓越したデザインと技術、そしてオリンピックの精神を感じられる、この特別なモデルの魅力を存分に味わってください。

こちらのモデルは全国のオメガブティック、および正規販売店より順次販売されます。

 

詳細スペック

パリ2024 ブロンズゴールド エディション
定価:¥1,848,000(税込)
ref.522.92.39.21.99.001
ケース径:39 mm
ケース厚:11.7 mm
防水:3 気圧(30m)
重量:76g
ケース素材:ブロンズ ゴールド
ストラップ:カーフレザー
バックル:尾錠
ムーブメント:手巻きCal.8926
パワーリザーブ:72時間

この記事の監修者

ミサキ

見た目で選んだり仕上げに感動したり、はたまた予算で決めることもあれば目的で選ぶことも。
わずか50mm四方の中に、技術と意匠と芸術その他諸々が同居する腕時計の魅力。まさに沼。
EYE EYE ISUZU で腕時計の世界が広がります。

NEW COLUMN

RANKING