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【パルミジャーニ・フルリエ】スイス本国で見た時計製作 ②

今回ご紹介するのは、文字盤&ケースとムーブメントのサプライヤーです。

*企業内部は撮影禁止のためメーカー提供の画像を一部使用しています。

 

 

カドランス・エ・アビヤージュ

 

文字盤のサプライヤーで2005年に加わったカドランス・エ・アビヤージュ。

複雑な立体構造、様々なギョシェ彫り、メテオライトやMOPなどの特殊素材を使用し、パルミジャーニ・フルリエ以外にもスイスやドイツブランドにも提供しています。

 

 

 

レ・アルティザン・ボワティエ

 

ケース製造を担うレ・アルティザン・ボワティエ (LAB)。

カドランス・エ・アビヤージュと同じ社屋に入っています。プラチナ、ゴールド、チタン、ステンレスをCNC旋盤でケースへ加工。鍛造ではなく、主に切削加工のようです。ラグなどを別パーツにすることで、シャープなエッジをキープ。様々な道具を使い、手作業でヘアライン加工を行っています。

 

 

 

ヴォーシェ

エッジの鋭角な部分も奇麗に磨かれてる

 

パルミジャーニ・フルリエや高級ブランドのムーブメントを製作。建物は大きく従業員もグループ最大の200名を超えます。合理的に機械で行う作業(自動で受け石を圧入する)や、人でないと難しい作業(スケルトンの面取りなど)を巧みに使い分けていました。面白いのは廊下や部屋のいたる所に、ヴォーシェムーブメントを使用した「他ブランド」のモデルを、大きなポスターで飾っていたことです。顧客へのサービスなんでしょうか(笑)。

 

 

 

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PARMIGIANI FLEURIER / パルミジャーニ・フルリエ

パルミジャーニ・フルリエは、1996年にスイスで創業された高級時計メゾンです。創業者のミシェル・パルミジャーニは、時計修復の名匠として著名であり、その経験と知識をもとに、独自のムーブメントやケースを開発しています。パルミジャーニ・フルリエの特徴は、黄金比に基づいた美しいプロポーションや、ゴドロン装飾やローレット加工などの細部にまでこだわったデザインです。代表モデルのトンダコレクションを中心に、パルミジャーニ・フルリエは、修復という芸術を核としたコンテンポラリーな時計のメゾンです。

この記事の監修者

新田 役職: セールススタッフ

二十代は東京で某百貨店の時計売場に勤務。地元に戻り当時珍しかったブライトリング正規販売店のアイアイイスズに惚れ込み入社。以来、数多くの時計を見ております。時計選びに迷ったらお声掛けください!

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