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【レビュー】オメガスピードマスター Dark Side of the Moon "メテオライト"

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【レビュー】オメガスピードマスター Dark Side of the Moon "メテオライト"

#オメガ

アイアイイスズ本店

2023.5.22(Mon)

宇宙との邂逅
スピードマスター Dark Side of the Moon メテオライト

この銀河系には無数の傑作時計がある中で、「オメガスピードマスター」は、そのデザイン、品質、そして歴史的な意義で暗い宇宙を照らす天体のようなタイムピースです。

今日は文字通りの意味で宇宙と時間の境界を融合させる、スピードマスターダークサイドオブザムーン ref.311.63.44.51.99.001についてご紹介いたします。

メテオライト文字盤

このスピードマスタームーンウォッチの最も印象的な特徴は、先史時代に地球に落下した隕石の一部から製造された特別な文字盤です。

先史時代、それは人類が文字を持たない紀元前3千年以前。

この隕石がどれだけの年月、宇宙を旅したかは誰も知り得ません。

地球に届いてから数千年を経て、我々はやっと出会えたのです。

ウィドマンシュテッテン模様

メテオライトの文字盤は、ウィドマンシュテッテン(トムソン)構造が有名です。

これはメテオライトに含まれるニッケルの結晶を処理することによって現れる複雑なディテールで、一つとして同じものはありません。

今回の撮影モデルのウィドマンシュテッテン構造は美しく、垂直に引かれたライン、そしてco-axial chronometer の表記から4,8時位置へそれぞれ伸びるラインがあります。

スピードマスターの宇宙飛行を体現する、まるで別世界のような独特の美しさを持っています。

セドナゴールドとグレーセラミックのシンフォニー

グレーのメテオライト文字盤を引き立てるのは、ゴールドのアクセントです。

太陽系で最も赤い星のひとつ「セドナ

」に由来するこのゴールドは、金、銅、パラジウムを組み合わせたオメガ独自の合金で、色が褪せず、ローズゴールドよりも赤みを帯びたカラーが特徴です。

針とインデックス、そしてベゼルに採用。
特にベゼルはセドナゴールドのプレートの上にグレーセラミックのタキメーターの組み合わせとなっています。

メテオライトとセドナゴールドの調和は自然光の下で特に際立ち、洗練されたデザインはこの時計のラグジュアリーさとエクスクルーシブさを雄弁に物語っています。

44.25mmのケースはグレーセラミック製。
傷がつきにくく、美しさを長期に渡って保ることができるグレーセラミックのケースは光を受けて滑らかに輝きます。

バックルもグレーセラミック製。
現在は着脱が簡単なフォールディングバックル仕様のみが販売されています。

キャリバー9300

搭載されるcal.9300はオメガの自社製ムーブメントです。

装飾はコート・ド・ジュネーブ模様。

自動巻きクロノグラフムーブメントであるこのcal.9300はシリコン製ヒゲゼンマイを採用し、60時間のパワーリザーブとなっています。

ケースバックから眺めることができるこのキャリバーは、時針だけを動かすことができ、時差の調整など操作が非常に簡単になっています。

宇宙の深淵を感じるタイムピース

スピードマスターダークサイドオブザムーン ref.311.63.44.51.99.001 は、私たちの宇宙への好奇心を称えるものであり、現代の時計製造技術の粋でもあります。

メテオライトの文字盤、グレーセラミックのケース、煌めくセドナゴールドのハーモニーは身につける人を宇宙の一部へと誘い、時間の流れと人類の憧れを細部に至るまで美しく織り込んでいます。

地球から宇宙に向かったスピードマスターと、宇宙から地球に届いたメテオライト。

両者が出会うことで、さらに魅力的なタイムピースと相成ったスピードマスターダークサイドオブザムーン。

ぜひ一度ご覧ください。

これからも世界最高峰のタイムピースに秘められたストーリー、クラフツマンシップ、そしてイノベーションを掘り下げていきますので、どうぞご期待ください。