WATCH 解説

大人気腕時計ブランドG-SHOCK最高峰モデル MR-Gの魅力について徹底解説

記事をご覧いただいております皆様、こんにちは。

香川県の時計店 アイアイイスズG-Time店のG-SHOCK担当スタッフです。

今回ご紹介したいブランドはG-SHOCK!なのですが…
他のG-SHOCKとは一線を画す最高峰シリーズMR-Gについて徹底解説したいなと思います!





今や日本のカルチャーの一つとも言えるG-SHOCK。
国内外問わず世界中の多くの方から愛されるお時計ですよね。

ファッショナブルな見た目もさることながら一番の魅力はその耐久性の高さにあるのではないでしょうか。
時計のブランドは分からないけどG-SHOCKは知っているよ!という方は多いと思います。

ではMR-Gはどうでしょうか?
店頭にお越しいただいたお客様の中でも

「何これG-SHOCKなの?」
「G-SHOCKなのになんでこんなに高いの!?」
「MR-Gを検討しているけど情報が少なくて…」

といったようにMR-Gのことが詳しくわからない、もしくは全く知らない。
といった方は多くいらっしゃいます。

そこで今回、G-SHOCKの中でもMR-Gをピックアップして解説記事を書こうと思い立ったわけです!

G-SHOCKファンはもちろんですが、腕時計ファン、腕時計を検討中の方にも分かりやすくMR-Gの魅力をお伝えできたらなと思います!!

弊社アイアイイスズG-Time店はG-SHOCK販売店の中でも全国に7店舗しかないG-SHOCKの世界観を体現したコンセプトショップ「EDGE」でございます。



▼アイアイイスズ G-Time




専門店スタッフが徹底解説!MR-Gの魅力ということで少しでも皆様のお役に立てる記事になりましたら幸いでございます。

では、最後までどうぞよろしくお願いいたします。





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MR-Gはどのようなシリーズなの?


さて、徹底解説をしていくにあたってまずはMR-Gという名称の意味とは?というところからスタートいたします。


Majesty = 威厳・荘厳・王者の風格
Reality = 本物
G-SHOCK


これらをつなげてMR-Gということになります。
王者の風格を持つ本物のG-SHOCK、文言だけでも既にカッコいい……。



MRG-B1000Dビジュアル

他のG-SHOCKとは完全に一線を画す、G-SHOCKの王者こそがMR-Gなのです。
そんなMR-Gの誕生の経緯に少し触れたいと思います。


G-SHOCKが誕生したのは1983年。「落としても壊れない時計を作りたい」そんな思いから開発がスタートしました。

時計は精密なものだから落としたら壊れる、そんな常識に真っ向から挑んだのがG-SHOCK生みの親である伊部菊雄氏です。
伊部氏率いるプロジェクトチーム・タフ。彼らの飽くなき挑戦の末に遂にG-SHOCKが完成したのです。



その後、若者を中心に爆発的な人気を獲得したG-SHOCK。
アイスホッケーのパックの代わりにG-SHOCKを叩くCMが放映されたり、1994年公開の大ヒット映画『スピード』にて主人公が着用するなど、G-SHOCKは世界的に支持されていくようになります。







多くの若者を中心に受け入れられていく中で、伊部氏のなかにある思いが生まれます。

「大人になってもG-SHOCKを着けて欲しい、いつまでもG-SHOCKファンでいて欲しい。」

どうすれば長く様々なシチュエーションでG-SHOCKを愛用し続けてもらえるのか。
プロジェクトチームは打ち合わせを重ねた結果一つのコンセプトを導き出します。

「大人がつけられる、フルメタルを纏ったG-SHOCK」
こちらのコンセプトのもと新たなG-SHOCK開発プロジェクトが1994年にスタートします。



しかし、G-SHOCKのフルメタル化は苦難の連続でした。

後で解説するのですが、G-SHOCKの耐衝撃システムは柔らかいウレタンケースの使用が大前提であり、
フルメタルの耐衝撃構造は不可能ではないか…と言われていました。

では一体プロジェクトチームはどのようにしてこの課題を乗り越えたのか。
気になるこの部分はまたMR-Gの構造についてのお話で解説いたしますね。


さまざまな課題を乗り越え、1996年に初代フルメタルG-SHOCKが完成しました。

タフさだけではなく、大人にふさわしい美しさも備えたG-SHOCKの誕生。
MR-Gの発表は、またしても常識を打ち破る快挙として市場とユーザーに驚きをもって迎えられました。




▼ 初代MRG-100


MRG-100


ちなみにこのMR-Gの開発はカシオさんの中でも秘密裏に進められていたプロジェクトらしく、開発は各自が通常業務をこなす傍らで同時に進められていたようです。

新構造の開発の難しさはもちろんですが、チームのメンバーのモチベーションを保つことが何より大変だったと伊部氏は後に語っています。
いくつもの苦難を乗り越え完成した試作品を見た本部責任者は「新しいG-SHOCKとして望んでいたのはまさにこれだ」と称賛したそうです。



いつまでもG-SHOCKファンでいて欲しい。

初めての腕時計を買うきっかけは皆様それぞれあると思います。
G-Time店へお子様や恋人・友人へのプレゼントに時計を選びに来られるお客様の選択肢の中に必ずG-SHOCKが入っています。
私のファーストウオッチも高校生の時に貰ったG-SHOCKでした。

職業柄いろいろな時計を見てきましたが、やはりG-SHOCKは特別ですね。
大人になってもG-SHOCKをつけて欲しい。愛にも近いそんな思いと情熱からMR-Gは生まれたのです。





MR-G こだわりのデティールとは




フルメタルG-SHOCKの為の耐衝撃構造


先程も少し触れたのですが、G-SHOCKのフルメタル化は不可能とされていました。
というのもG-SHOCKの耐衝撃構造は柔らかいウレタン素材が不可欠だったためです。

では一体プロジェクトチームはどのようにしてフルメタルG-SHOCKを完成させたのか。
まずはG-SHOCKの耐衝撃構造についておさらいをしていきたいと思います。



従来の構造

G-SHOCKの耐衝撃構造

こちらがG-SHOCKの耐衝撃構造。

従来の腕時計だと落下した際の衝撃をケース全体で受けることになるのでダメージが大きいです。

しかしG-SHOCKの耐衝撃構造のミソは中空構造と呼ばれるモジュールを緩衝パーツの突起部分で軽く支え浮いているようにレイアウトしていることにあります。

点と点で支えることにより全体に衝撃がかかることを防ぎ衝撃を分散させているのです。

公園でボールをついていた女の子をみて閃いたというのはあまりにも有名な話ですね。



また緻密に計算され尽くしたケースデザイン、ボタンへの直接的な衝撃を凹凸のあるケースでガードします。





そしてモジュール内部の水晶振動子などの重要部品を個別に緩衝材で保護し、衝撃から守っているわけです。

これらはG-SHOCKの基本的な耐衝撃構造でして、MR-Gにも共通した構造でございます。

ではフルメタルG-SHOCK独自の構造はどのようなものなのか。
大きく分けて3つの独自構造があります。





① ベゼルバンパープロテクション構造

ガラスを押さえる役割でもあるベゼルとケースの間に緩衝材をレイアウトし、さらにL字型にした機密用ガラスパッキンも加えてメタルベゼルにかかる衝撃を緩和。

その名の通りで自動車のバンパーから着想を得て開発に成功をしました。



ベゼルバンパープロテクション構造

ベゼルバンパープロテクション構造



➁ メタルバンド

バンドの駒は下方向に回転可能。落下した時の衝撃を吸収できるようになっています。



メタルバンド



③ バンド付け根

12時側・6時側の一本足のカン足構造でバンドを強固に取り付け。
また4点ビスはベゼルを強固に固定し、MR-Gデザインのアイコンになっています。







耐衝撃構造とサイズダウンを両立 クラッドガード構造



G-SHOCKのフルメタルモデルと言われるとかなり大きいものを想像する方も多いのではないのでしょうか。

本来腕時計の一番の弱点と言われている部分が時間や日付の操作を行うリューズと呼ばれる部分。
リューズは腕時計の内部と直結しているのでここに衝撃が加わればダイレクトに時計内部にダメージを与えてしまいます。

そこでこのリューズ部を保護するためにリューズガードというものが存在するのですが、クラッドガード構造によりMR-Gでは従来大型だったリューズガードを小型化させることに成功しました。
実用性を重視するためにMR-Gは装着性のいいサイズが必須という結論になり、そこで新開発されたのがこの構造。これにより、耐衝撃性能を確保しつつケースのサイズダウンを実現したのです。

クラッドガード構造により大型のガードパーツは不要になりました。
ボタンにはパイプ状のパーツが付いており、衝撃をガードしながらリューズの操作性と時計の装着感の向上にも貢献しています。







素材にチタンを採用することで軽快なつけ心地を実現



MR-Gではケース素材、バンド素材にチタンと呼ばれる素材を採用しています。

通常のステンレススチールと比べても金属的価値が高い素材であり、丈夫で軽量なためフルメタルでありながら軽快なつけ心地を実現できます。
チタンはアレルギーフリーのため金属アレルギーの方にも安心して着用いただけます。

無骨な見た目とは裏腹に本当につけ心地が良く、店頭では皆様から高く評価を頂いております。





MR-Gならではのキズに強い仕組み 二重硬化処理とは


二重硬化処理

軽くて丈夫でアレルギーフリーなチタン素材は夢のような素材ですが、実は耐傷性に少し欠けます。
軟らかいチタンは傷がつきやすく摩耗に弱いのです。

そんなチタンの弱点を克服するためにMR-Gには二重硬化処理というものが施されています。
この処理によって耐摩耗性能は大きく向上しました。
その硬化処理が以下の2つ。



① 深層硬化処理

素材表層部に20~30μm(マイクロメートル)の硬化層を形成。
被膜とは異なり、素材自体を硬化することで純チタンの4~5倍の硬度を実現しています。




➁ DLC処理(ダイヤモンド・ライク・カーボン)

素材表面部をダイヤモンドに次ぐ硬度を持つ非晶質のカーボン硬化膜でコーティング。
これらの処理を丁寧に行うことによってMR-Gは傷がつきにくく長くその美しさを保てるわけです。

表面に皮膜を作るDLC処理のみだと皮膜を突き抜けて素材にダメージを与えてしまう場合があります。
そこで深層硬化処理の出番です。皮膜を作るのではなくチタン素材そのものを硬く、頑強にすることでより傷に強く美しさを長く維持することができます。





時計に美しい輝きと風格を与える研磨処理



MR-Gは他の有名ブランドや舶来の時計と比べても遜色ないデザインで、歪みがなく本当に美しい輝きを放っております。





元々チタン素材は地の金属の色が暗く輝きが出にくいのが特徴なのですが、MR-Gは研磨技術の最高峰と言われるザラツ研磨と呼ばれる研磨技術によって磨かれています。

熟練の職人の卓越した技術により、表面仕上げが難しいチタン素材でも歪みのない美しい輝きを実現しています。

通常、研磨は面ごとに行うのですが、凹凸の多いG-SHOCKは研磨に非常に高度な技術を用します。
妥協を許さずじっくりと丁寧に磨き込むことで美しい質感を実現しています。





質感の高いフェイスデザイン



腕時計において最も大事なこと、それは瞬時に時間が把握できるということ。

MR-Gの太く力強い針、そして立体的なインデックスは視認性も抜群でございます。

またダイヤルにおいても独自の微細加工技術を駆使した金型と、新開発の薄膜めっき技術を用いて質感に優れたダイヤルを成形しています。







メタルバンドの随所にもこだわりが



こだわりぬいたチタンバンドはバンド駒を2体構造に細分化。
さらにそれぞれのパーツに職人が隅々まで磨きを入れています。

G-SHOCKとしては初となるこの構造は、耐衝撃性を高めるために桟の太さを変えるなど改良を加えています。





落下時に駒同士がぶつかって傷つくことを防ぐ構造を採用。

寸法精度の高い駒を製作することで駒同士がしなやかに動き上質な装着感を生みます。


また腕時計装着時のバンド外れを防ぐための工夫もあります。 ワンプッシュで着脱可能な三つ折式中留にロック機構を搭載。
装着時の不意なバンド外れを防止しするためにMR-Gのみに採用されている信頼性の高いバックルです!







最高峰のG-SHOCKにふさわしい先進のテクノロジー



MR-Gには最高峰のG-SHOCKにふさわしい先進の機能が惜しみなく搭載されています。

3つの時刻修正機能を駆使し常に正しい時間を刻んでくれます。
(シリーズにより時刻補正の方法が異なります)





まずは標準電波受信・GPS電波受信の2つの電波受信機能がハイブリッドになったモデル。
相互補完により受信確率を格段に向上させました。

MR-GにGPS電波受信の機能を実装させるのはかなり難しかったそうです。
フルメタルケースは電波を通し辛く、耐衝撃性を取り入れているMRGは受信効率が格段に悪かったそう。
そのため技術者によるシビアな調整を行い、MRGのケース専用に開発したGPSアンテナを採用しています。

元々標準電波受信とGPS受信機能にはそれぞれに弱点がありました。
GPS衛星電波は世界中どこでも受信できますが、標準電波受信は世界6局(イギリス、ドイツ、アメリカ、中国、日本の2局)のみでしか受信ができません。
またGPS標準電波はコンクリートを通さないため屋内での電波受信ができませんが、標準電波の場合、窓際や電波を受信しやすい環境でしたら受信が可能です。
それぞれの短所を補い合うことで正確な時刻表示を可能としました。

また新たな3つ目の時刻補正機能として時計とスマートフォンをリンクすることによる時刻修正方法が追加されました。





G-SHOCK専用のアプリをインストールしていただき、お持ちのお時計を登録いただきますとBluetoothを利用することでスマートフォンの正確な時刻をお時計に反映できるようになりました。
面倒なボタン操作もなくスマートフォンからの操作で正しい時刻を表示できます!

その他にも2つの時刻を同時に表示できるデュアルダイヤルワールドタイム機能・ソーラーの受光効率をアップした遮光分散型ソーラーパネル・暗所での視認性を格段に高めた高輝度LEDライトなど最高峰のG-SHOCKにふさわしい機能がふんだんに搭載されています!!





最高峰G-SHOCKの製造現場はどんなところ?



ここまでMR-Gの魅力や歴史、こだわり抜かれた技術について見てきました。

では今現在、最高峰のMR-Gはどのようなところでどんな人によって作られているのか。
ここを見ていきたいなと思います。



通常のG-SHOCKとは一線を画すシリーズ、MT-G・MR-G・そしてオシアナスはカシオウォッチのマザーファクトリー山形カシオのプレミアムプロダクションライン1本ずつ丁寧に生産されています。




「山形カシオ」とは

山形カシオは高度な開発・生産技術により、高品質なもの作りを実現するカシオのマザーファクトリーです。

国内唯一の製造拠点として、世界に4箇所ある全生産工場を統括する中枢的役割を果たし、先端の設備環境のもと、パーツの金型設計 / 製作・成形・資材調達から組み立て・仕上げに至るまで垂直統合型のもの作りで、カシオウォッチの生産を一貫して行う能力を有しています。

なかでも、時計の心臓部ともいえるムーブメントは、山形カシオのコアテクノロジーを結集して製造され「山形ジャパンムーブメント」として高機能モデルをはじめとするカシオのアナログモデルに搭載。そのクォリティの高さをワールドワイドに発信しています。

また構内にはハイエンドモデルの製造や組み立てを行う生産ライン「プレミアムプロダクションライン」を併設。
技能認定作業メダリストが熟練の技を駆使し、細部までこだわり抜いた完成度の高い製品作りを行っています。



山形カシオで製作されたものにはメイド・イン・ジャパンの誇りがたくさん詰まっているのです。



腕時計大国スイスの時計産業と違い、国内ブランドの腕時計製造の特徴はその垂直統合型の構造にあります。

スイスでは針は針屋さん・文字盤は文字盤屋さん・組み立て屋さんとそれぞれの工程が独立した分業制が特徴であり、各工程を分担して行うことで産業を発展させてきました。
デザインからパーツの製造、組み立てまで自社で行うブランドはスイスでもごく少数です。

しかし、山形カシオのこだわりはパーツの設計から、組み立て仕上げに至るまで全て一貫して行っているところです。

全てに目を行き届かせることで、独創的で高品質なものつくりを可能にしています!



また山形カシオでは人の手による作業を特に大事にしています。
この作業に携われるのは技術者の中でもほんの一握り。

機械がいかに優れていても、機械の操作や人による手作業・チェックを怠れば高品質なもの作りはできないという信念のもと、山形カシオでは厳密に規定された認定制度を通して確かなスキルを持った人材を育成しています。

その中でも厳しい試験をパスした人だけがMR-G・MT-Gを製作できるのです。





ここまでの徹底した管理体制のもとで製作されているMR-Gは、ジャパンメイドの誇りがギュッと濃縮されていますね!!





歴代MR-G達を年表形式でご紹介



MRG-100

1996年
初代MR-G


G-SHOCK初となるフルメタルモデル。革新的構造によってウレタンなしで耐衝撃性を確保しました。



MRG-2000DJ-8AJF

2003年
初の電波ソーラー


光による発電を可能にしたタフソーラーと標準電波を受信することで時刻の自動修正を行う電波受信機能を搭載。
より複雑な電子部品を実装しながらも、耐衝撃性を確保しています。



MRG-7100BJ-1AJF

2006年
初の二重硬化処理モデル


深層硬化処理 + DLC処理を施すことで表面と表層の硬度を向上させ、耐摩耗性をアップ



MRG-8100B-1AJF

2008年
初のタフムーブメント採用


デジタルに比べてより衝撃の影響を受けやすいアナログモジュールに、タフムーブメントを採用。針ズレに対する補正機能や、世界6局の電波受信に対応するマルチバンド6など、使用シーンが広がる機能が加わりました。



MRG-G1000B-1AJR

2014年
初のGPSハイブリッド電波ソーラー


従来の標準電波に加えてGPS衛星電波の受信に対応し、世界中で正しい時刻が表示可能になりました。さらに、りゅうずガードなしで耐衝撃性を確保するクラッドガード構造など新たな耐衝撃構造も採用されています。



MRG-G1000B-1A4JR

2020年
赤備えをテーマにしたモデル


古来より強さの象徴とされてきた「赤」を、ベゼルの色埋め部・都市コード・文字板の随所に配色。G-SHOCKのブランドカラーである黒と赤のイメージと重ねることで、時代を超えて生き続ける唯一無二の強さを表現しています。





コレは要チェック!現役販売スタッフオススメMR-Gはコレ!



デジタルスタンダードモデル MRG-B5000のご紹介!










不変のカタチに、こだわりのクオリティを


1983年に誕生したG-SHOCKの初号機DW-5000C。
2018年にその耐衝撃構造をフルメタル外装で実現したGMW-B5000。

そして、新たな耐衝撃スクエアデザイン【MR-G】のデジタルスタンダードモデルが今年誕生しました。
GMW-B5000シリーズの新作ではなく、MR-Gの新作なんです!

もうこれは、ついに来たか!という感じではないでしょうか。
今回は2モデル発表されております!



ブラックDLCコーティング

MRG-B5000B-1JR

¥495,000(税込)

詳細を見る

TIC処理

MRG-B5000D-1JR

¥429,000(税込)

詳細を見る




こちらの2型になります。

え?と驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・このお値段。
私たちスタッフも最高峰のMR-Gだから、それ相応のお値段はするだろうな…と思っていましたが、正直金額を見たときは驚きました。笑
ただ、もちろんこの金額にはちゃんとした理由があります!メーカーであるCASIOさんから商品の説明を聞いて納得しました。
今回はその魅力をお伝えしていきたいと思います!!

まず、MR-GはもともとG-SHOCKの中でも最高峰のシリーズとして展開されております。最高峰の理由は究極のものづくりにあります。
素材やデザインへのこだわりはもちろん、パーツの製造から組み立てまで一貫して行う「山形カシオ」でひとつひとつ丁寧に作られています。
フルメタル化するにあたり、耐衝撃構造が開発され、以降様々な技術革新によりMR-Gは進化を続けています。他のシリーズとは一線を画す特別なシリーズです。

そのようなこだわりが生んだ「極み」という進化が、今回のモデルを誕生させました。
本当に極めてます。CASIOさん、すごいです。

普段、新製品の開発をする際はデザイン部から開発部へ商品について打診がくるそうなのですが、今回のMRG-B5000は開発部からデザイン部にこういう商品を作りたいと言う要望があったそうです。

1983年発売のオリジナルモデルDW-5000C「ORIGIN」を「極める」ということにチャレンジしたモデル。凹凸が激しく磨き上げることが難しい樹脂成形のケース形状を変えずに、今までは出来なかった磨き・そのために新たに開発した耐衝撃構造・新素材を採用し、強度面でも美しさでも「ORIGIN」の最高峰モデルとなっています。
長年G-SHOCKの開発をされてきた方々の「チャレンジ」が生み出した、原点かつ新たな挑戦モデルです!!




まず、なんといっても、このベゼル部分


MRG-B5000

同じスクエアのフルメタルモデルのGMW-B5000はケースパーツとしては1個の部品なのですが、MRG-B5000はなんとこの部分だけでなんと25個ものパーツを使用しています。

細分化して組み立てることで、今までは面を当てて研磨することが出来なかった溝や凹み、面取り部分などのあらゆる面へ美しい研磨をすることが出来たんです。
本当に細かい部分なのですが、そのようなこだわりが全体の綺麗さ・上品さに繋がっています。

そして、美しさを追求し細分化した、ベゼルパーツでフルメタル耐衝撃構造を構成するために、MRG-B5000のための専用構造としてマルチガードストラクチャーを開発しました。初めは25個の部品が衝撃に耐えられずバラバラになっていたりしたそうです。

何度も改良を重ね、誕生したのがこのマルチガードストラクチャー。
これは多パーツ化したベセルにT字バーを金属製の板バネで押し上げることで、トップベゼルがバンパーとして機能します!さらにファインレジンパーツやシリコン緩衝材も合わせて衝撃を緩和します。

ここの部分だけで25個もの部品があり、一つ一つに研磨を施して…と考えると、今まで以上に作業工程が増え、製作に相当な手間暇をかけていることが伺えます。



ただ、驚くのはまだ早いです…!MR-Gの素材にはチタンが使われているのですが、今回はなんと3つの素材をパーツごとに使い分けているんです。



トップベゼル … コバリオン

純チタンの4倍の硬度と、プラチナと同等の輝きをもつと言われるコバルトクロム合金。
ベゼル部分は使っていて一番傷がつきやすいパーツになります。そこで硬度が高いコバリオンを使用しているのですが、硬度が高い分研磨作業が難しく、作業の過程で工具が壊れてしまうということもあるそうです。
それでもカシオさんのこだわりでしっかりと丁寧な研磨を行います。プラチナと同等と言われるだけあって、研磨したあとの輝きは素晴らしいものです。



バンド … DAT55G

DAT55Gは前回の限定モデルに使用されて、今回定番モデルに採用されたのは初めてです。
こちらは純チタンの約3倍の硬度を持つチタン合金です。
バンド部分はビスの部分だけでなく、内部にコマ同士を繋いでいる小さなパーツがあります。このパーツは小さいため、硬度が高い素材だと加工が難しく64チタンでも製造が難しいそうです。DAT55Gは特殊な処理を行うことで硬度が上がる性質を利用してバンドに採用されました。DAT55Gの処理前は64チタンよりも柔らかいそうです。



ケース・裏蓋・ボタン … 64チタン

純チタンの2倍の高度を持ち、最も普及しているチタン合金素材になります。その分、加工技術も普及しているため、パーツの制作が行いやすく細かな作業も可能にしています。

1つのモデルにこれだけ特性の違う素材が使われているなんて驚きです。





そして、表面加工処理!


MR-Gは以前のモデルは二重硬化処理を行っていました。これは純チタンに深層硬化処理を施し、その上にDLCという表面処理を行う方法です。

MRG-B5000は先程ご紹介したように素材自体が高い硬度を誇るため、深層硬化処理の必要がありません。素材の表面に直接処理をしています。(MRG-B5000BはDLC(ダイヤモンドライクカーボン)・MRG-B5000DはTIC(チタンカーバイト))

この表面処理ですが、実は表面の硬度は同じでも下地(素材)の違いによって傷の深さが変わります。
強い力が加わると、表面の2~3μという薄い層だけでなく素材の硬度によって傷の深さに影響が出ます。(DLCやTICの表面の層の強さでも変わってきます)
素材自体が高い硬度をもつMRG-B5000は、より強いのです!




専用アプリケーションの変更も!



MRG-B5000はBluetooth搭載電波ソーラーとなっており、電池交換や時刻合わせの手間を軽減してくれます。そして今回から専用アプリケーションが変わり、CASIO WATCHESというカシオ製品共通アプリになります。

基本的に時計に関する機能は従来と同じですが、自分のカシオの時計を登録したり、SNSのようにタイムラインで表示、またカシオの情報を見たりすることが出来ます。



CASIO WATCHES

MR-Gの場合だと、山形カシオで生産されている高額モデル専用生産ライン(PPL)の生産証明書も表示できるようになっているそうです。より特別感を感じられますね!


たくさんのこだわりと魅力が詰まったMRG-B5000は、要チェックです!





強さと華やかさを兼ね備える MRG-B2000B-1AJR



MRG-B2000B-1AJRビジュアル
MRG-B2000B-1AJR

MRG-B2000シリーズ「勝色」
MRG-B2000B-1AJR

価格:¥346,500(税込)

商品詳細を見る


勝色シリーズの中でもイチオシモデルはこちらのMRG-B2000B-1AJR。

チタン由来のマットなブラック鮮やかな青がすごく映える1本で、青好きの私にはめちゃくちゃツボです。

今までありそうでなかった色なのですが、コンセプトカラーの青は「勝色」と呼ばれるもの。
日本に古くからある濃い紺色のことで古来より武士たちに「勝つ色」として好まれ鎧や甲冑等によく使われるようになったそうです。

文字盤には伝統的な和柄の「鱗紋」を採用。また、インデックスの上面を刀の反りをイメージした緩やかな曲面にすることで大胆さとシンプルさが見事に調和した完成度の高いデザインになっています。

青といえば知的・爽やかなどの印象が強い色だと思うのですが、昔の人は縁起のいい色としても使っていたんですね。
威厳のあるかっこいい仕上がりになっております!





日本生まれの新合金「コバリオン」を採用した黒備え MRG-G2000CB-1AR

MRG-B2000B-1AJR

MRG-B2000シリーズ「勝色」
MRG-G2000CB-1AJR

価格:¥440,500(税込)

商品詳細を見る


どこまでも深く艷やかな漆黒の黒、こちらのモデルは「黒備え」をテーマとしています。

黒備えとは武具を黒で統一した部隊のこと。独眼竜の異名で有名な伊達政宗が黒備えを率いていたと言われています。

この漆黒を表現するために、日本生まれの新素材「コバリオン」が採用されました。
コバリオンとはコバルトにクロムとモリブデンを配合した合金で、東北大学の研究者たちの手によって完成しました。
ステンレスの2倍以上の硬度を持ちながら、プラチナと同等の輝きを持つと呼ばれる素材です。

G-SHOCK = 強さ の象徴を無骨に表現した1本、めちゃくちゃカッコいいです。
どんなシーンでも使いやすいオールブラックは必見です。









CASIO担当者さんに聞きました!MR-Gの魅力とは!?



今回の徹底解説記事を監修するにあたって、カシオさんの担当者の方にも色々ご協力を頂きました。
せっかくなのでカシオさんにもMR-Gの魅力について聞いてみました!


販売店ではなくメーカーサイドはどのように思っているのか、貴重な生の声をお伝えできたらなと思います。

今回は資料のご提供などご協力を頂きまして誠にありがとうございます。
自分自身、新たな発見もありとても勉強になりました。

せっかくなので担当者さんがMR-Gについてどう思っているのかも聞いていいですか?
いえいえ、こちらこそありがとうございました。どんな記事ができるのか楽しみにしています!
私が答えられる範囲でよろしければ…(笑)
ありがとうございます!では早速、ぶっ込んだ質問をしちゃいますね。
ズバリ!カシオさんが思うMR-Gとは一体どのような時計なのでしょうか?
MR-Gとは、G-SHOCKの最高峰。この一言に尽きますね。
言葉だけだとふんわりとした表現になってしまうのですが、今できる最高のものをお届けしたい。そんな信念のもとでMR-Gは制作されています。
素材・質感・仕上げまでカシオの最高の技術を注ぎ込んでいます。ゆえにG-SHOCKの最高峰なわけです。
MR-Gに関してはぜひ店頭で見て触れて良さを体感していただきたいです。
なるほど、今できる最高のものを届けたい。開発当初からその思いは受け継がれているわけですね。
G-SHOCKなのになんでこんなに高いの!?という意見もたまに頂きますが、実物を見て触っていただくとやはり皆様なるほどね…と唸られていますね。是非一度腕に乗せていただきたいです。

2つ目の質問なのですが、MR-Gはよく戦国時代の武具やカラーをモチーフにしたモデルや限定モデルを発表していますよね。これは何かワケがあるのでしょうか?
G-SHOCKの開発は落としても壊れない時計を作りたい!という思いからスタートしました。
そして今はタフで耐久性の強い時計ということで唯一無二のポジションを獲得しています。

G-SHOCK=強い。強さということで昔の戦国武将たちの強さの象徴でもある武具等とのコラボレーションがスタートしました。これはG-SHOCKにしかできないと思っています。

またMR-Gはメイド・イン・ジャパンの時計として製作しております。
昔からの技術がしっかりと受け継がれていくようにという思いとその技術を世界中に伝えていくべく、日本古来からの技術や色合いを随所に取り入れています。
ありがとうございます。MR-Gは本当に伝統技術と最新技術が見事に融合していると思います。
次はどんなモデルが出るんだろうかと個人的にも新製品にはいつも期待しています。

さて最後の質問なのですが、今後のMR-Gはどのようになっていくのでしょうか?
展望といいますか、MR-Gをもっとたくさんの人に知っていただけるようにしていきたいと思っています!
既に舶来品の高級時計をお持ちの方にも是非知っていただきたいですね。

仕事用の時計としても勿論ですがアウトドアシーンなどを含めたオフの時計にもこだわった時計を選んで欲しい、そんな選択肢の1本にMR-Gが入るように今後も企画、マーケティングを進めていきます。
より強く、より美しいMR-Gを創造していきますので楽しみにしていて下さい。
Kさん、ありがとうございます!参考になりました。
今後もMT-Gバージョンやフロッグマンバージョン等もできたらいいですね!






いかがでしょうか。
G-SHOCKの最高峰モデル、MR-Gの魅力は存分に伝わりましたか?

開発から誕生、そして現在まで本当に多くの人々の信念のもとMR-Gは成り立っています。

全ては開発者の「G-SHOCKをいつまでも好きでいて欲しい」という思いから始まりました。

お陰様でアイアイイスズG-Time店でも多くの方にMR-Gをご購入いただいております。
また当店は全国に7店舗しかないG-SHOCKコンセプトショップ「EDGE」の第1号店です。

幅広い専門知識をもったスタッフがアナタのMR-G選びをお手伝いいたします。
些細なことでもぜひお問い合わせくださいませ。

レギュラーG-SHOCKからMR-Gまで、幅広いラインナップでG-SHOCKマン共々お待ちしています!!

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