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【レビュー】オメガ シーマスター ダイバー300M ブラックセラミック ref.210.92.44.20.01.001

オメガ シーマスター ダイバー300Mの2019年新作モデルが入荷しました。



【商品名】シーマスター ダイバー300M
【品番】210.92.44.20.01.001
【定価】¥939,600(税込)
【素材】セラミック×チタン
【ケース径】43.5mm

2018年に発表された新しいシーマスター ダイバー300Mと言えば、
高精度、高耐磁、高防水、そして優れた耐候性とメンテナンス性を持った『現代最高峰の実用腕時計』ですが、今回新しくブラックセラミックモデルが追加されました。



これはカッコ良いですね。
ケースはセラミックの削り出しでエッジが立っていますし、ヘアラインとポリッシュの塗り分けのコントラストも見事です。

実は針の仕上げがポリッシュからヘアラインになっているんですよね。
それに合わせてインデックスもつや消しになっています。

そんなわけで動画も撮って見たので良かったらご覧ください。






ケース素材 ステンレススティール ブラックセラミック
ケース径 42mm 43.5mm
ケース厚 約14.3mm 約15.3mm
重量 約108g 約106g

ケースサイズと厚さが少し大きくなっているのに対して、重さは軽くなっていますね。
さすがチタン。

現行シーマスターダイバー300Mのベゼルはセラミック、白いメモリはエナメルを使用しているので傷や紫外線に強く、耐候性もあるので採用したとのことでした。

文字盤も衝撃に強いセラミックを採用していて、屋外でハードに使っても全く問題ありませんね。





リューズの大きさも丁度良くとても操作しやすくなっています。

そしてリューズを引き出したときの芯の太さもしっかりしていてぐらつきが無く、また巻き加減も良い感じで、この時計の良いところは本当に実用時計に振っているところですね。

いろいろな時計を触ってみて分かったのですが、リューズのサイズと形状が丁度良いと感じる時計はどれも素晴らしいです。





セラミックで出来た文字盤の細いウェーブラインはポリッシュになっていて、海を彷彿とさせるのは素敵ですね。
忙しくて海に行けない釣り好きの方、ダイバーやサーファーの方にもおすすめです。
時計を見て海に思いを馳せる、なんて。


このラインを入れるのはレーザー加工以外は不可能なので1本ずつ入れていくそうです。

文字盤を作るだけで1枚2時間くらいかかるそうですよ。





さてこのシーマスターダイバー300Mはこのヘリウムエスケープバブルの改良もあってローンチが遅れたわけですが、開くと赤いラインがうっすら見えるようになっています。

実はこの開いた状態でも生活防水はあるのだとか。

オメガの技術、恐るべしですね。



ラバーベルトを良く見ると梨地とヘアラインのツートンになっていてデザインもそうですし肌触りも良いです。




最近気づいたのはベルトループに引っ掛けがあること。

ループ(遊革)なのに固定されて遊べませんね。
その代わりベルトをしっかり留めておけます。



バックルもセラミック。
普通こういったパーツはステンレスで作ってPVDとかDLCで色付けするブランドが多いのですが、そうしていないところが良いですね。

しかも上はポリッシュでサイドはヘアライン仕上げになっていてカッコ良いです。

コストはかかりますが、オメガだからできるところですね。




ムーブメントはキャリバー8806。

8800との違いはデイト表示が無いことくらいでしょうか。
いまのところチタン&タンタルを仕様した限定モデルのref.210.60.42.20.99.001とこのセラミックモデルの専用ムーブメントですね。

それにしてもこのムーブメントって、日差0〜+5と高精度で、シリコン製のヒゲゼンマイだから衝撃にも強くて、超耐磁で、コーアクシャル脱進機だもんでオーバーホールも10年くらい?ってちょっと本気出し過ぎじゃないですかね。

保証期間も5年になりましたし、本当に隙がありません。



このブラックセラミックのダイバー300Mは93万円くらいですが、ステンレスモデルを含めると55,6万からラインナップされていて現代最高の実用腕時計と呼ばれる所以ですね。

個人的には100万アンダーの時計だとオメガのシーマスターが平成最後のおすすめ腕時計になるのですが、プライスとクォリティを鑑みてこれを越える時計はそうそう出てこないんじゃないかなぁ…というのが本音です。

着用画像はそれぞれ腕周り14.5cm、15.5cm、16cmくらいです。ご参考にしてください。

シーマスターのカタログはこちらからどうぞ


ミサキ

この記事の監修者

ミサキ

見た目で選んだり仕上げに感動したり、はたまた予算で決めることもあれば目的で選ぶことも。
わずか50mm四方の中に、技術と意匠と芸術その他諸々が同居する腕時計の魅力。まさに沼。
EYE EYE ISUZU で腕時計の世界が広がります。

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