• TOP
  • 特集・コラム一覧
  • 【パネライ】大人気の定番モデルであり名作モデル「ルミノール マリーナ(PAM01312)」を私的な意見でご紹介
WATCH

【パネライ】大人気の定番モデルであり名作モデル「ルミノール マリーナ(PAM01312)」を私的な意見でご紹介

ルミノール マリーナ 44mm
品番:PAM01312
価格:¥1,320,000(税込)

 

絶大なる人気を誇る「ルミノール マリーナ(PAM01312)」は、現在のパネライの中では超定番モデルであり、私が好きなモデルの1つです。

 

私的には特に「デザイン」が秀逸だと感じています。

 

そこで独断と偏見で「ルミノール マリーナ(PAM01312)」が、私的に魅力的に感じる「デザイン」を何点かご紹介させていただきます。※私の主観が、かなり強めですが、、

 

そもそも『パネライ ウォッチ』は、市販目的ではなく、イタリア海軍の要請で1930年代に初めて作られました。

※パネライの創業は1860年ですが、時計店としての創立なんです。ここがまた面白いところ。

 

「ルミノール マリーナ(PAM01312)」は、そんな『パネライ ウォッチ』の歴史を感じ取れる一品です。

 

 

1つ目はまず

〈スモールセコンド(秒針)の横にある9〉です。

これは現在発売されているパネライのルミノール44mm自動巻きには珍しくないディティールですが、私が入社した20年以上前には、秒針があるルミノールには「9」は表記されないのが普通でした。

 

実際1950年代のルミノールには「スモールセコンド(秒針)の横にある9」が表記されています。

 

参照資料:PANERAI LABORATORIO DI IDEE

 

何をかくそう、私が入社記念で真っ先に購入したのも「パネライ」です。

色んなブランドがある弊社ですが、パネライの圧倒的なデザイン性に一目惚れしました。

 

文字盤の「9」がどうしても譲れなくて、当時1番人気の「ルミノール マリーナ(PAM00111)」では無く「ルミノール ベース(PAM00112)」を購入しました。

 

私物:ルミノール ベース
品番:PAM00112 (生産終了モデル)
※20年以上前に購入。もう廃盤になっているモデルですが、全然古さも感じず、むしろ味が出て良い感じだと思っています。ちなみにストラップはパネライ純正ストラップでは無く、「ジャン・ルソー」製のオーダーストラップを使用しています。
現行モデルではルミノール ベース ロゴ(PAM01086)」というモデルが、かなり近いモデルとなります。

 

たしか2009年頃にPAM00312という現在のPAM01312の先代モデルが発表され、定番モデルとしては初めて「スモールセコンド(秒針)の横にある9」が表記され、より当時のデザインに近づいたルミノールが発表されたと感動したのを思い出します。

 

まさにそこがスタートとなり、その後も若干の品番やディティール変更もありながら、パネライ ウォッチの揺るぎない代表作として2025年現在まで長く絶大な人気が誇り続けています。

 

 

 

続きまして2つめは

パネライでは当然ですが、スーパールミノヴァによる夜行です。

 

当時のパネライは水中ミッションでの活動がメインのため、夜行は必須項目でした。

 

そのため視認性がかなり重要視されています。

 

私的には暗闇のなかで光るインデックスは、他ブランドの中でもトップクラスに迫力がありカッコいい!!ってなります。

 

ちなみに文字盤はパネライが発明したサンドイッチ文字盤となっており、二層構造の文字盤となっております。これはインデックスが、より高い輝度を実現することを目的としているそうです。

 

当時のモデルもやはりサンドイッチ文字盤になっており、伝統的な作りがしっかりと受け継がれています。

 

 

 

続いての3つめは

ケースサイドのデザインです。

 

上がルミノール マリーナ(PAM01312)、下が私の所有するルミノール ベース(PAM00112)となります。

 

下に比べ上のPAM01312の両サイドは斜めに切り込みが入っているように見えませんか?

※私の写真では分かりづらいかもですが、、、

 

しかもPAM01312の方が、なんとなく全体的に丸みを帯びているように見えます。

 

これは1950ケースと言われており、1950年代のケースデザインを復刻させているためです。

 

 

参考モデル:ラジオミール オフィチーネ
品番:PAM01384
価格:¥814,000(税込)

 

ちなみに、1930年代に初めてパネライ ウォッチが試作され、現代でいう「ラジオミール」の形が作られます。

 

 

参考モデル:ラジオミール 1940 オロロッソ
品番:PAM00398 (生産終了モデル)

 

そして1940年代には「ラジオミール」のラグが太くなり、生産終了になっていますが「ラジオミール 1940」というデザインになります。

 

 

ルミノール マリーナ 44mm
品番:PAM01312
価格:¥1,320,000(税込)

 

さらに1950年代に「ラジオミール 1940」にパネライ特許でもあるリューズプロテクターを装着したのが現在のPAM01312の原型のデザインとなっております。

ここがパネライの歴史とパネライ ウォッチの進化の過程を感じられるポイントで、歴史好きな私の心をくすぐるポイントの1つです。

 

 

 

最後になりますが、魚の尻尾のような形をしたフィッシュテールの尾錠です。

 

これも最近モデルでは当たり前ですが、私が購入した当時は存在していませんでした。

 

やはりこちらも1930年代~1950年代のパネライ ウォッチには装着されています。

 

参照資料:PANERAI LABORATORIO DI IDEE

 

このフィッシュテールの形をした尾錠がどうしても欲しくて、時間はかかりましたが入手後もちろん装着しております。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

様々な意見があると思いますが、あくまでも私の独断と偏見ですので大目に見て下さい。

 

あと写真が不慣れなため画像が分かりづらい部分があると思いますが、とにかく「ルミノール マリーナ(PAM01312)」はパネライの歴史を感じつつ、めちゃくちゃカッコいいモデルです!!

 

 

またご自身の手首が細くて、44mmモデルが大きすぎるというお客様もいらっしゃいますが、まずは装着してみて下さい。
きっとイメージが変わると思いますし、その大きさこそがパネライであり、カッコいい理由だと私は思っています!!

 

画像が分かりづらいと感じたお客様は、ぜひご来店いただき実物を御覧いただればと思います。

 

ご来店いただければ、是非ご説明させていただきます!!


 


この記事の監修者

平井 伸治 役職: EYE EYE ISUZU 本店 マネージャー

まだ当店にて働いて無かった頃、アイアイイスズで初めてオメガの「スピードマスタープロフェッショナル」を購入し早20数年が経ちました。入社してからもますます腕時計が好きになり、何本か購入してしまっています。販売員目線も大事ですが、お客様だったあのワクワクするような気持ちや目線を忘れずに、お客様のご購入の手助けをさせていただければ幸いと心がけています。

NEW COLUMN

RANKING